表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

#9 子供が戦争をしたら

お久しぶりです

綺柴羽財閥。民の目から秘匿された財閥。

誰の目も届かない、北の地に拠点を持ち、

その土地に幸運をもたらす。そう言われていた。そう、以前までは。当主が変わった今、財閥は方向転換を

始めた。自分の欲望を満たすための道具へと。綺柴羽財閥は変貌を遂げていく。そうして、世界中の財閥から

敵対視された今、綺柴羽財閥は暗躍を始める。綺柴羽財閥直下の子供たちをそれぞれの財閥の次期当主、

長男が通う学校へ通学させ、内側からの財閥崩壊を狙い始めた。これを各財閥の情報部や諜報部、防衛部、

警備部などの財閥セキュリティ担当部門が突き止めるのにはまだ時間がかかる。彼らがこのことを知り、

驚愕するのはもう少し後のことであった。


-現在-

月城蒼は一条凪を伴いS学園中等部へ登校していた。S学園。桐生財閥が管轄、運営している財閥学校であり

幼等部から大学部まで幅広く揃える数少ない一貫校である。その試験は難しく、一般生徒の学費は高い。

そこら辺の私立高校の数十倍と言われているが、その分の設備や保証、教師によるバックアップ等は

充実しており、日本屈指である。しかし、学園の学費が高いのはその他に理由がある。社会的弱者の救済。

これを理念に活動する桐生財閥は当主である桐生傑が認めた人物をほぼ無償、ないしは完全無償で学園に通う事が出来るのだ。そして、誰が特待を受けているかは完全に隠匿されているため、いじめの原因にもならない。

ただ傑は言う。「たとえいじめが起こったとしても発覚した時点で加害者はこの国で働けなくするけどね。」と。これだけこの学園は桐生財閥の理念が反映されており、その思考は学園教師や生徒にも浸透している。

そんな学校に蒼は通っているのだ。絶対にいじめなんておこりやしない。そんな状況なのだ。いや、今までは。

という方がいいかもしれない。ここ最近、蒼や付き添いの凪に対する嫌がらせが指数関数的に増加しており、

その内容もエスカレートしている。もちろん凪は原因究明に向け動いているが、彼の手にかかっても一切の動向が掴めなかったのだ。その上、隠しカメラを設置しても正体を表さないのだ。しかししっかり嫌がらせはされている。人の仕業では無い。そう蒼達は結論付けた。しかし凪はそれがなんなのか皆目見当もつかない。

しかし、蒼はなにか掴んだようだ。エリエルさん!これって…"おそらく悪魔だな。天使と同じように人間と契約しているんだな。天使は悪意を持った行動をしようとすると能力発動に制限がかかる。だからあーゆーのをやるなら悪魔だな。"とのことだ。しかしそんな簡単に悪魔契約などという事を出来るのだろうか。そんな事をバンバン

してたなら世にもっと知られていてもおかしくない。気になった僕は再度エリエルさんに質問することにした

。どうして悪魔契約をそんなにしても世間に知られてないんですか?"天使や悪魔が契約するのは国の中でも

限られているんだ。条件は苦しんでいる人が主になる。それを救おうとして契約するのが天使で堕とそうとして

契約するのが悪魔。どちらも強大な力を手に入れることに変わりはないんだけどね。"との事だった。

さて、こうなると僕にしかやりようが無い。Hideを使って潜り込むか。しかし、それでも相手が見えないので

あれば話にならない。どうするか、と迷っているとエリエルさんが"おそらく隊長級である自分の力なら

突破できるだろうUseful ToolsのDriverで隠匿系能力を無視して見れるゴーグルを作ろう。"そう提案してきたのでもちろんやってもらった。そして、いたずらを仕掛けてくるタイミング、習慣を割り出し、

そこで待ち伏せすることにした。そして僕らは、ロッカールームに潜むことにしたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ