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「愛と勇気と夢見る冒険者」 part2

GM/朔子:他のみんなとはぐれたリューカとレフィナンティアは、人混みに押し出されて、壁際の人気の少ないスペースに出ます。


リューカ/剣子:「はっ……! レフィ、大丈夫か!? ここはどこだ!? あたしは誰だ!?」


レフィナンティア/りか:小さく首を振ります。


リューカ/剣子:「あいつらとはぐれちまったみたいだな、どうするか……」あたしは誰なんだ……!


レフィナンティア/りか:入口の方を、指差します。


リューカ/剣子:「そうか……入口を……指で……! なるほど……!」


レフィナンティア/りか:入口でみんなを待ちましょう、という気持ちを込めてリューカを見つめます。


リューカ/剣子:見つめられてドキドキします。


GM/朔子:では、そんなあなたたちは、視界の隅に目を引く存在があることに気付きます。


リューカ/剣子:そっちを見ます。


GM/朔子:店の壁際に、燃えるような赤い髪をした<ナイトメア>の少女が立っていて、あなたたちを見ています。少女は、あなたたちが自分の存在に気付いたことを認めると、ちょいちょいと小さく手招きしますね。

※<ナイトメア>人族から突然変異的に生まれる種族。角が生えている角っ子。穢れを持って生まれてくることから、ヴァルキリーとは対照的に忌み子として扱われることが多い。


リューカ/剣子:かわいい?


GM/朔子:ちょっと目付きが強いけど美少女。胸は小さい。


シャノ/甘夏:なぜ胸の大きさに言及した。


GM/朔子:だって、シナリオにそう書いてあるんだもの。


エルザ/メイ:このシナリオを書いたのは朔子デス。


リューカ/剣子:さておき、女の子に近づいてみます。「あたしたちに何か用か?」


レフィナンティア/りか:同じく、何か用ですか程度の意図を込めて、首をかしげます。


ナイトメアの少女/朔子:「君たちは、冒険者だね」


リューカ/剣子:「あたしたちは、冒険者だぜ!」


レフィナンティア/りか:少しだけ考えるように頭をかたむけてから、うなずきます。


ナイトメアの少女/朔子:少女は一瞬、君たちを見定めようとするかのように、鋭い目をします。


リューカ/剣子:見つめられてドキドキします。


ナイトメアの少女/朔子:「冒険者である君たちを見込んで、ひとつ依頼をしたいんだ。聞いてくれるかい?」


レフィナンティア/りか:リューカを見て首をかしげます。


リューカ/剣子:見つめられてドキドキします。


レフィナンティア/りか:そうではなく。


リューカ/剣子:「聞くだけ聞くぜ。受けるかはそれから考える。レフィもそれでいいか?」


レフィナンティア/りか:うなずきます。


ナイトメアの少女/朔子:「僕もそれでかまわないよ……依頼というのは、人探しだ、ずっと昔に喧嘩別れした友人を探している」


リューカ/剣子:僕っ娘だ!!


 剣子は立ちあがった。


シャノ/甘夏:そこか?


リューカ/剣子:ここだよ!「会ってどうするんだ?」


ナイトメアの少女/朔子:「僕は、彼女と会って仲直りをしたい」真剣な瞳!


ネリウム/誓子:会えるかどうかもわかりませんが、聞いてあげてもいい気がしますね。


エルザ/メイ:シナリオ的には会えそうデスけどね。


シャノ/甘夏:この娘がストーカーだという可能性は?


エルザ/メイ:それならそれで、相手の子を見つけた時に話を聞けばわかりマス。


レフィナンティア/りか:うん……それで、いいと思います。


リューカ/剣子:じゃあそれで。「いい話じゃねえか。他にも仲間がいるから今すぐに依頼として受けてやるとは言えねえが……美少女からのお願い事としてなら、覚えておいてやるぜ!」


ナイトメアの少女/朔子:「ありがとう、僕は君のことが気に入ったよ」少女はホッと安心した様子です。剣子座ったら?


リューカ/剣子:はい。


レフィナンティア/りか:相手の子の特徴と名前、それからあなたの名前を教えてください……という気持ちで女の子を見ます。


ナイトメアの少女→ルク/朔子:「僕の名前はルクという。探しているのはルカという名前の、頭に花飾りをつけたふわふわした雰囲気の女の子だ」


リューカ/剣子:名前が似ているけど姉妹かしら。


ルク/朔子:いえ、それはただの偶然ね……「僕が会いたがっていると言ってくれれば、伝わるはずだ」そう言って、ルクはルカの特徴を詳しく説明してくれます。ここで見識判定!


リューカ/剣子:なんだろう。(2D6) → 6[3,3] → 6 平目で6かな。


ネリウム/誓子:剣子さん剣子さん、見識はアルケミストで振れますよ。


リューカ/剣子:おお……! じゃあ達成値は15!


レフィナンティア/りか:有名人でしょうか?(2D6+6) → 6[1,5]+6 → 12


GM/朔子:それならふたりとも成功ね、説明されたルカの頭の花飾りが、睡蓮の花だということがわかります。「ほら、あの、池とかに生えてるやつ……」


リューカ/剣子:あっ。


シャノ/甘夏:あー。


ネリウム/誓子:いー。


レフィナンティア/りか:う……?


 睡蓮の花は、ラクシアでは『眠りの神カオルルウプテ』という女神のシンボルとしても知られている。カオルルウプテは眠りと安息……そして怠惰と堕落を司る()()である。教義は「この世界に意味はなく、眠りだけが安息を与えてくれる」というものだ。


エルザ/メイ:この事件の全貌が見えてきマシタね!


GM/朔子:それはどうかしらね……そうだ、ちょっと剣子、リューカのキャラクターシート見せて。


リューカ/剣子:え、やだこわい。


GM/朔子:いいから見せなさいよ、減るもんじゃないんだから、うひひ。


リューカ/剣子:うひひてあんた、どうぞ。


GM/朔子:……じゃあ、リューカは2d6振って。何の判定かは内緒。


リューカ/剣子:なんだなんだ……? (2D6) → 2[1,1] → 2 ヒュウ! 全然まったく何もわからなかったぜ!!


GM/朔子:んふっ……ちょっと笑っちゃったわ。それなら、今は何も気付きません。一応言っておくと、別に気付かなくても不利になるようなことではないから安心してね。


リューカ/剣子:実家のような安心感……!


ネリウム/誓子:りかちゃんさんは判定なしなんですね。


レフィナンティア/りか:種族か、技能が条件、でしょうか?


ルク/朔子:「……と、そうだ。依頼をする以上は報酬も提示しないといけないね。そうだな……『僕にできる範囲のことなら、ひとりひとつずつ、なんでもお願い事を聞いてあげる』っていうのはどうかな」


リューカ/剣子:ガタガタッ!


レフィナンティア/りか:リューカを半目で見ます。


リューカ/剣子:いや、違うよりかちゃん! 今のはPLとしての動きだよ!


シャノ/甘夏:それはそれでどうなんだ。


リューカ/剣子:「はっはー、なんでもと来たか。まあ、何か考えておくぜ」って言って流しておきます。クールに。


ルク/朔子:「よろしく頼む……僕はここで待っているから、何かあったらここに来てくれ」


レフィナンティア/りか:サムズアップ、します。


ルク/朔子:リューカとレフィナンティアにやりたいことがなければ、場面を切り替えていくけど、何かありますか?


リューカ/剣子:「うーん、何か忘れているような気がするんだけどな……」って言って引っかかりを覚えつつも、特になにもない!


レフィナンティア/りか:そんなリューカの様子を見て、別れ際にもう一度ルクのことを一瞥し、首を小さくかしげます。


 その後、ルクと別れたリューカとレフィナンティアは、店の入り口でエルザ、シャノ、ネリウムと合流し、互いが受けた『依頼』と『お願い事』について情報を交わした。そして、一行はお化けショートケーキの討伐のため『漠然とあっちの方』に向かって出発するのであった。

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