「愛と勇気と夢見る冒険者」 part1
GM/朔子:さて、皆さんは今草原に立っています。どこまでも雲が吹き抜けていく青空……そして、地平線の彼方まで続くエメラルドの草原というのが皆さんの目の前に広がっている光景です。
リューカ/剣子:「うぉおおおおおっしゃああああ!!!!」夢の世界にダイナミックエントリーをぶちかまします! くらえ!!
GM/朔子:はい、周囲には漠然と何もありませんが、遥か地平線の彼方、天まで届かんばかりの巨大な剣が大地に突き立っているのが見えます。
リューカ/剣子:「なにあれ!?」なにそれ!?
GM/朔子:あなたたちは、あれこそがこの剣と魔法の世界"そーどわーるど"を創造した"はじまりの剣"だということを知っています。
リューカ/剣子:「知ってた……!」知ってたのか……!!
エルザ/メイ:おちついてクダサイ。
ネリウム/誓子:ぷーくすくす。
シャノ/甘夏:ん、ソードワールド? ラクシアじゃないんだ。
GM/朔子:そうそう、この夢の中の世界はラクシアじゃなくて、"そーどわーるど"と呼ばれています。みんなに呼び親しまれています。
レフィナンティア/りか:なるほどです。
GM/朔子:そんな、漠然と何もない夢の世界で目を覚ましたわけですが、あなたたちに声をかける者がいます。「やあ、みんな!」そちらを振り向くと、1人のグラスランナーの少年が立っていました。
リューカ/剣子:「誰!?」誰?
GM/朔子:あなたたちは彼の名前を知っている。
リューカ/剣子:「知ってたわ……!」知ってたのかよ……!!
シャノ/甘夏:もうそれはいいよ。
エルザ/メイ:テンドンデスね。
GM/朔子:彼の名前はウッディ。今まで見てきた夢の中で何度も現れたことのあるNPCです。陽気なグラスランナーで、夢の中にちょくちょく現れては道先案内などをしてくれるいかした奴です。彼は小さな体で、大仰な手振りを交えながらこう言い放ちます。喋っていいかしら?
リューカ/剣子:どうぞどうぞ。
ネリウム/誓子:聞く構え。
ウッディ/朔子:「やあ、今日も来たね! このあてどもない世界で漠然と依頼を達成し続ける冒険者諸君! ここは剣と魔法の世界"ソードワールド"。ここには愛と勇気と夢と希望の全てがそろっている! 君たちの望む冒険がここにある! さあ、冒険に出かけよう!」
リューカ/剣子:(ひそひそ)なんだか怪しいNPCだね。
ネリウム/誓子:(ひそひそ)多分ラスボスですよ!
GM/朔子:まだ何もしてないでしょ! えーと、ウッディがそう言いながらあなたたちの背後を指さすと、そこにはいつの間にか冒険者の店が建っています。そして、いつの間にか周囲は城下町っぽい雰囲気の街並みになっており、モブがガヤガヤしています。地面も草原じゃなくて石畳になっている。
レフィナンティア/りか:レフィナンティアは、驚いた顔をしています。
シャノ/甘夏:「毎度のことだけど、その喋り方はどうにかにゃらにゃいのかにゃあ、ウッディ」と半目で言います。
リューカ/剣子:え、なっちゃん、あなたの喋り方がどうしたの? かわいいよ?
シャノ/甘夏:ミアキスは言うだろ、にぁあって。
ウッディ/朔子:「この喋り方は生まれつきの性分でね、にゃかにゃか変えられそうもないにゃあ」ウッディはそう言いながら冒険者の宿に入って行こうとします。付いていく?
エルザ/メイ:んー、その前に、周囲でモブモブしているガヤはどんな様子デスか?
GM/朔子:話しかけても、「武器や防具は装備しないと意味がないよ!」とか「ここは湖の街ジーズドルフだよ!」とかしか言いません。すごくいい笑顔で。街の名前はファンサ要素だから気にしないで。
リューカ/剣子:得られる情報もなさそうだし、他に方針もないし、冒険者の店に入ろうか。
ネリウム/誓子:そうしましょう、そういうことになりました。
レフィナンティア/りか:よいかと。
GM/朔子:OK、それでは冒険者の店に入るとですね、中は非常に広く、大変混雑しています。そう……広い、あまりにも広すぎる……! あまりの広さに、店のカウンターが遥か遠くに霞んで見えるほどです。
ウッディ/朔子:「さあさあ、依頼を受けに行こう!早くしないと他の人に取られちゃうよ!」
ネリウム/誓子:「あ、競争だね♪ 負けないんだから~☆」キャントリップを宣言して無駄に星のエフェクトを飛ばしながらウッディを追いかけます! 制限移動で。ころころ……(2D6) → 12[6,6] → 12 無駄クリティカあああある!!
GM/朔子:良かったわね。それではここで判定です。ウッディに付いていくなら冒険者レベル+敏捷度ボーナスで判定してみてください。目標値はひみつ。他の能力値で判定してもいいけど、その場合はRPを入れてね。
エルザ/メイ:ヒューマンファイターブルドーザーに変形して邪魔な人を押しのけてカウンターに向かいマス。筋力ボーナスで判定していいデスか?
GM/朔子:ヒューマンファイターブルドーザーが何なのかわからないけど、まあいいわ。
エルザ/メイ:マッスルベアーも宣言しておきマス。(2D6) → 7[2,5]+17 → 24 「ごめんね、ちょっと通らせてもらうわよ」
リューカ/剣子:あたしもエルザと同じ方法で突き進むぜ! くらえっ!(2D6) → 5[3,2]+16 → 21
シャノ/甘夏:「ちょっと待つにゃ!」普通に敏捷で判定しておくわ。(2D6) → 6[5,1]+15 → 21
レフィナンティア/りか:おなじく。(2D6) → [4,3]+12 → 19
ネリウム/誓子:モーセのようにかわいさを振りまいて道を開きます! 知力で判定してもいいですか!?
GM/朔子:モーセってかわいさで海を割ったのね。判定どうぞ。
ネリウム/誓子:「絶対、大丈夫だよ!」(2D6) → [5,1]+15 → 21 あらゆる絶望を打ち払う笑顔をぶちかましますよ! めぎゃあああん!!
GM/朔子:むむむ、3人同じ達成値かー……えーと、それならレフィナンティアとー……コロコロ(1D6) → 5 リューカは途中で他のみんなとはぐれてしまいます。
リューカ/剣子:なんですと……! 達成値はシャノと同じだったけど、筋力で判定したからかな。
シャノ/甘夏:それ言ったらネリウムはアレで同じ達成値だったぞ。
ネリウム/誓子:アレって。
レフィナンティア/りか:GMがダイス振ってましたし、同じ達成値だからランダム選出したのではないでしょうか。
GM/朔子:んー、じゃあ剣子、ちょっと冒険者レベル+知力ボーナスで判定してみていいわよ。第六感的な……なんかわかるかも。
リューカ/剣子:(2D6+12) → 4[1,3]+12 → 16 ……出目低いわ。
GM/朔子:それなら、「ちょっと不思議な感じがしたかな?」くらいかしらね。
エルザ/メイ:魔法デスかね。
リューカ/剣子:よし、それなら気にしないでいくぜ!
GM/朔子:ここからカウンターにたどり着いた組とはぐれた組で場面を分けるわね。先にカウンターにたどり着いた組から描写します。
エルザ/メイ:Come on!
GM/朔子:カウンターにたどりつくと、ウッディと冒険者の店のマスターがあなたたちを迎えてくれます。マスターの見た目は、ビール腹のすごくいい笑顔をしたおじさんです。あと、もう1人、カウンターの後ろで扉に背をあずけるようにして、薄衣の超絶美人なエルフの女性が立っていますね。
レフィナンティア/りか:ウッディ、マスター、エルフの美人。(めもめも)
シャノ/甘夏:マスターの奥さんかな。
GM/朔子:エルフの女性はウィンクを飛ばしてきます。かわいい。
ネリウム/誓子:どんな絶望をも打ち払う笑顔で迎え撃ちます!!
マスター/朔子:さておき……「よう! お前達か! 今日は何の用だ!?」とマスターが言うと、画面の右上に選択肢が出てきますよ。
依頼を探す
食事をする
世間話をする
シャノ/甘夏:おい!
マスター/朔子:実際にはウッディが木の札を掲げているだけよ。
エルザ/メイ:「リューカとレフィがはぐれちゃったみたいね、食事しながら待っていましょうか」
マスター/朔子:「実はあっちの方でお化けショートケーキが暴れていてな、食材が届かねえんだ」と言って漠然とあっちの方を指差します。
リューカ/剣子:え、なんて?
ネリウム/誓子:世間話でもしましょう。
美女エルフ/朔子:「知ってる? 今、あっちの方の山でお化けショートケーキが暴れているらしいわよ」と言って漠然とあっちの方を指差します。
レフィナンティア/りか:……おばけショートケーキ、と言いましたね。
シャノ/甘夏:ショートケーキ……「なにか、面白そうな依頼はあるかにゃ?」
美女エルフ/朔子:「今、あなたたちに渡せる依頼はこれね」美女エルフがそう言いながら依頼票を見せてくれます。
依頼票には「お化けショートケーキの討伐、賞金いちおくまんガメル」と書かれていた。
ネリウム/誓子:「おほぉおおお!! すごい金額ですねえ!!」
エルザ/メイ:「すごい、一生遊んで暮らせるわね!」
シャノ/甘夏:そうだね、すごいね。
マスター/朔子:「あっちの方の山でお化けショートケーキが暴れているそうなんだ!」そう言いながら漠然とあっちの方を指差すマスター。
美女エルフ/朔子:「近隣住民が食べられちゃって困っているの、なんとかしてくれないかしら」美女エルフはかわいらしく困り顔。
リューカ/剣子:食べるのか! ショートケーキが、近隣住民を!
GM/朔子:そう言ったわよ?
メイ/エルザ:夢の中だから深いことは考えっこなしデスね。
GM/朔子:そゆことそゆこと。それで、依頼は受けますか?
シャノ/甘夏:「こいつはあたしらがもらっていくにゃ」と言って依頼票をひったくります。受ける方向でいいと思うけど、一応あとの2人と合流してから決めようか。
エルザ/メイ:OKデス。
ネリウム誓子:それでよいかと!
GM/朔子:OK、ここで一旦場面を閉じて、はぐれた組の描写をしていきますが、最後に何かあればどうぞ。
ネリウム/誓子:私は、自分の背丈よりも大きなショートケーキを想像してニコニコしています! かわいい。
GM/朔子:はい、そうですね。では、はぐれた組の方ですが……。