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9.アレクシアとロランの出逢い

お母様とレティシアと一緒にお茶会に参加した。


子供たちだけで遊んで来なさいと言われ庭園で遊んでいたのに気づいたら周りに誰も居なくてポツンと私だけになってた。


歩いても歩いても誰も居なくて急に心細くなって視界が涙で滲んできた。


「どうしたの?迷子?」


顔を上げると金色の髪の男の子が立ってた。


「王子様?」


「クククッ違うよ。この家の三男ロランだよ」


私が王子様と間違えたのが可笑しかったみたいでロラン様は笑いながら答えた。


「お姫様、お名前は?」


「アレクシア・ランベールでございます」


私は教わったばかりのカーテシーをして答えた。


「こんな可愛い子が居るならサボらないで参加すればよかったな」


ロラン様は何かを呟くと私に手を差し出して「みんなの所に案内してあげるよ」と連れて行ってくれた。


繋いだ手が温かくて涙は、いつのまにか引っ込んでた。


「ほら着いたよ」


「ありがとうございました。ロラン様」


「泣いてる顔も可愛かったけど笑ってる方がもっと可愛いね」


たった今、恋に落ちました。

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