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気が抜けて少しふらつくとリオネル様がすぐに支えてくれた。


「大丈夫?少し休もう」


会場から死角になっているソファに座るとリオネル様は飲み物を取りに席を立った。



情報量が多過ぎて何だかよく分からないけど、このカメオのペンダントがとんでもない事だけは分かった。


戻ってきたリオネル様から飲み物を受け取ると喉を潤す。


そっと息を吐く。


「リオネル様…私に手を出すなって…どういう意味ですか…?」


リオネル様の手が私の頭を撫でる。


「君の事が心配で少し多くの魔力を付与してしまったんだ…防御魔法を付与しているから変な噂が流れてしまったんだろう……」


リオネル様は「ごめんね」と私の頭を撫でた。


「リオネル様は側に居ない時も私の事を守って下さって居たのですね…」


嬉しくてペンダントをぎゅっと握りしめた。


「君は俺の宝物だからね」


リオネル様の手が頬を撫でる。

緊張が解けたのか涙が零れた…。


泣きたい訳じゃないのに…。


「ごめんなさい…涙が勝手に…」


リオネル様は私を抱き寄せると頭を撫でてくれた。


「あんな事があったんだ、動揺しているんだろう。君が婚約者に抱き締められて泣いていても誰も不思議に思わないよ」


リオネル様が私の顔を隠すように抱き締めてくれた。


ポロポロ零れる涙にどうして良いのか分からず、夜会が終わるまでリオネル様の腕の中で過ごした。


「もうすぐ夜会が終わるから少し早いけど帰ろう」


顔を隠すようにリオネル様の腕にしがみついて馬車まで歩くとエミリオ様が居た。


「大丈夫ですか?」


「少し動揺しているだけで問題はないよ」


顔を上げると心配そうな顔をしたエミリオ様と視線が重なった。

私を心配してくれていたのかな?


「御心配をお掛け致しました…」


「いえ、どうぞごゆっくりお休みください」


エミリオ様に軽く会釈をするとリオネル様に手を引かれて馬車に乗り込んだ。

誤字報告ありがとうございました。

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