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お昼休みに、いつもの中庭でリオネル様にカップケーキを差し出した。
「作りすぎてしまって…良かったら召し上がって下さいませ」
いつもより可愛いトッピングと色とりどりのラッピングにリオネル様は違和感を感じたのかカップケーキとにらめっこしている。
「最近、ダイアナ様が元気無くて…」
いつもニコニコしていて可愛いダイアナ様が時折、悲しげな表情を浮かべる時がある。
少しでも元気になってほしくてカップケーキを焼いてお昼休みにお渡ししたら可愛らしく微笑んでくれた。
「そう…ダイアナ嬢の為に作ったんだね…」
そして今、リオネル様はダイアナ様へ嫉妬している。
リオネル様、相手は女の子ですよ…。
「他に誰かにあげた?」
「今朝、アレクシアに渡したので今頃ロラン様と一緒に召し上がっているかと…」
「ロランか…ロランね…」
将来の義兄もダメなのね。
「次はリオネル様の為にお作りしますね」
リオネル様の赤い小指に私の小指を絡めるとリオネル様の機嫌が治った。
「約束だよ」
次は何を作ろうかな。
リオネル様は何でも美味しいと言ってくれるので悩んでしまう。
「リオネル様は何が食べたいですか?」
「レティシアの作る物なら何でも食べたいよ」
そう言われると困ってしまう。
リオネル様のお気に入りのお菓子をリサーチしないとな……。
リオネル様をじっと見つめていると私の頬をリオネル様の両手が包んだ。
リオネル様が私の頬を包む時はだいだい……。
『ダメ』って言う前にリオネル様の唇が降ってきた。
「学園内では…ダメです」
「誰も見てないよ」
「それでもダメ」
プイッと横を向くとリオネル様が「可愛くてつい」と謝ってきた。
放課後、馬車の中でリオネル様は「ここは学園じゃないから良いよね?」と何度も口付けをしてきた。
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エマ「リオネル様、レティシア様の身が持ちませんので程々にお願い致します」
リオネル「可愛くてつい」




