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67.side ダイアナ

遠ざかって行くリアム様の背中を見つめながら私はその場から動けなかった。


リアム様に逢えて嬉しかったのは私だけなんだ。

リアム様は私の事なんて何とも思ってない。



気付くとポロポロと涙がこぼれていてドレスに染みを作っていた。



家庭教師に何度も「人前で泣いてはいけません」って叱られたのに私は涙を止める事が出来なかった。



家に帰りつく頃には何とか泣き止んだけど、泣きはらした顔をお母様に見られて心配させたくなかったから具合が悪いと嘘をついて部屋に閉じこもった。



-コンコンー


ドアが開くとメイドのノアが冷やしたタオルを持って心配そうな顔をして立っていた。


ノアの顔を見るとまた涙が溢れてきた。


「お嬢様、学園で何かあったのですか?まさか苛められて……」


すぐに違うと首を横に振るとノアが安心したように息を吐いた。



涙の理由を話すとノアは怒って私の身体をぎゅっと抱き締めた。


「こんなに可愛いお嬢様を泣かせるなんて酷い男ですね」


「違うの……リアム様は、ちゃんと助けてくれたの……」


「馬車まで送って下さいましたしね」


こくりと頷くとノアが優しく微笑んで私の頭を撫でた。


「何か理由があるのでしょう」


「……」


「騎士科には少し乱暴な生徒も少なくはないと聞きますしお嬢様を近づけたくないのでしょう」


ノアは優しく私の頭を撫でるとベッドに寝かせて目蓋の上に冷やしたタオルを置いた。


「少しお休み下さいませ。お食事は軽めの物をお部屋に運ばせますね」


「ノア、ありがとう」


ノアは、もう一度私の頭を撫でると部屋から出ていった。



泣き過ぎて疲れたのか私はそのまま眠ってしまった。






『リアムルートって悪役令嬢の代わりにリアムの母親が妨害してくるっっ!!』


『ダイアナが孤児院育ちだからって見下してムカつく!!』


『リアムも少しは庇えよ!!』


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