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6.side リオネル

婚約者が双子の姉から妹に変更になるらしい。

正直どちらでも良い。

一度逢ったアレクシア嬢は、俺の顔を見て一瞬顔を歪めた。


すぐに微笑みを浮かべていたけど俺の容姿にガッカリしたのだろう。


きっと妹の方も同じ反応をするに決まっている。そう思ってた。

レティシア嬢に逢うまでは…


レティシア嬢はアレクシア嬢と同じ顔でも雰囲気がまるで違った。


俺の容姿に顔を歪める事もなく

ふんわりした雰囲気は一緒に居てとても心地良く、手を繋いで散歩した時は息が止まるかと思った。


*―*―*―*―*―*―*―*


sideルグラン邸 庭師見習い


最近よくリオネル坊っちゃんを庭で見かける。


今日もベンチで休憩しているが浮かない顔をしている。


「リオネル坊っちゃん具合が悪いなら屋敷までお送り致しますよ?」


「あ、いやちょっと考え事をしてて…」


リオネル坊っちゃんは最近、婚約者が姉から妹に変更になったから少しナーバスになっているのかもしれない。

何て声をかけようかと思っていたら…


「婚約者が、すごく可愛かったんだ…」


ん?


「こんな俺にも優しく笑いかけてくれて、お菓子を見た瞬間あの大きな瞳をキラキラさせて…フフフ」


え、坊っちゃんこんなキャラだった?

思い出し笑いまでしてる…


「レティシア嬢が身体を鍛えてみたらどうかと言うので毎日、庭を一周する事にしたよ」


ま、眩しい!!

リオネル坊っちゃんの笑顔が眩しい!!




その後ルグラン邸使用人による『リオネル坊っちゃんを生暖かく見守る会』が発足されました。

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