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48.side ダイアナ

自分が『乙女ゲーム』のヒロインだと気づいたのは実の両親に引き取られる時だった。


驚きすぎて目眩がして色んな事を一瞬で思い出した。

前世の記憶を思い出した事で、それまで過ごしていた孤児院とまったく違う生活に慣れる事ができたんだと思う。


前世で憧れていたお嬢様の生活を体験できるのが嬉しくて貴族令嬢としてのマナーやダンスも一生懸命に覚えた。

貴族が通う学園に入学する前には何とか家庭教師からも誉められるくらいに上達した。そして学園に入学したら私の物語が始まるのだと思っていたけど、それは違うのだとすぐに気づいた。


初めてレティシア様を見た時、何て美しい人だろうと思った。

悪役令嬢アレクシアの双子の妹でただのモブなのに実際のレティシア様は輝くような美しさを身にまとい見目麗しい婚約者に大切な宝物のように扱われていた。


この世界は『乙女ゲーム』に似た世界であって『私がヒロイン』の世界では無いのだと彼女を見て思った。


毎日、婚約者にエスコートされて教室へ入ってくる彼女は本当にお姫様のようでため息が出そうになる。


レティシア様を席まで送るとリオネル様は必ず彼女の額に口付けをする。

そして彼女を見つめる令息達を一睨みして教室を出ていく。


レティシア様は頬を赤らめてその後ろ姿を見送るので逆効果では無いかと思ってしまう。



ある日、お茶会の授業でレティシア様はひとりで座っている私のテーブルに来た。


彼女は私の噂を知らないのかもと思って聞いてみると噂など気にしなくて良いと言ってくれた。


孤児院育ちの私は腫れ物を扱うような態度で遠巻きにされており入学してまともな会話をしたのはレティシア様が初めてだった。

嬉しくて沢山おしゃべりをした。

レティシア様は私の所作が美しいと誉めてくれた。


レティシア様は、この学園で初めてできた私の友達。

だから私は何があってもレティシア様を守る。


悪役令嬢カリーナ、彼女がレティシア様に何かしたのは間違いない。カリーナの情報はあまり覚えていないけど、クリスルートの悪役令嬢が目に見えない力を使うのは記憶にない。


カリーナの情報が欲しいと思っていたら思いがけない人から声をかけられた…。

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