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翌日、学園を休んで私に用意された部屋で一日を過ごすと体調もだいぶ良くなり心配しているだろう両親とアレクシアへ手紙を書いて届けてもらった。

リオネル様も私を心配して学園を休んで側に居てくれてとても心強かった。


ソファに並んで座ってお茶をしているとリオネル様の手が私の頬を撫でた。


「顔色が良くなったね」


「ご心配をおかけしました」


リオネル様にふわりと抱き締められてそのまま身を預ける。

リオネル様の魔力が満ちている部屋でリオネル様の側に居るのはとても安心感がある。

リオネル様も同じ気持ちなのか何度もこうして抱き締められている。


リオネル様の腕の中でふとペンダントが熱を放った気がしてそっと触れてみるとリオネル様もペンダントに手を伸ばした。


「この部屋に居れば大丈夫だよ」


意識が朦朧とするほどの胸の痛みも身体が凍りそうなほどの震えもカリーナ様の『呪い』が原因ならカリーナ様は今、同じ痛みを味わっているのかしら?

昨日、すれ違った時のカリーナ様の姿が頭を過った。


「リオネル様、カリーナ様はどうなるのでしょう?」


「『呪い』の中でも『黒い呪い』は手を出してはいけない禁術なんだ。それを君に向けて使ったのだから俺は許すつもりは無いよ」


リオネル様は強い眼差しで私を真っ直ぐ見つめ返した。

私は、それに小さく頷く事しかできなかった。


「でも、まだ彼女を捕らえる事ができないんだ。証拠が弱くて…」


「……」


「不安にさせてしまったね…。レティシアの事は何があっても俺が守るよ」


「ありがとうございます」


リオネル様にぎゅっと抱き締められて私もリオネル様の背中にそっと手を回した。

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