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お菓子を作ってみんなで食べたと言ったらリオネル様も食べたいと言ってくれたので、今日は私のお菓子を持ってピクニックです。


外に出るのは久しぶり。

リオネル様と馬車に揺られてたどり着いた場所はとてもキレイな庭園。


「ここは城が管理している庭園だから危険な事は起きないよ」


私が安心できるように安全な場所を選んでくれたんだと思うと胸が高鳴った。

リオネル様に手を引かれて歩くと湖の側にピクニックの準備がされており私が作ったお菓子や軽食が並べられていた。


「これは全部レティシアが作ったの?」


「まだ簡単な物しか作れませんが…」


「どれも美味しそうだね」


リオネル様は美味しいと言いながら一通り食べてそして私に「食べさせて」とおねだりしてきた…。

今日のリオネル様、可愛い。

カップケーキを小さくちぎってリオネル様の口に持っていく。

食べさせるの可愛い。

リオネル様がお腹いっぱいになるまで食べさせてしまった。

だってリオネル様が可愛くてつい…。


「少し眠くなってきたね」


私がお腹いっぱい食べさせてしまったからかしら?

日差しもぽかぽかで眠くなっちゃうよね。


「私のお膝を使ってくださいませ」


膝をポンポンと叩くとリオネル様は真っ赤になって固まったけど私の膝に頭を乗せてくれた。

可愛くて頭をナデナデしているとリオネル様は数分で寝息をたて始めた。


私のせいで疲れていたんだろうな…。

リオネル様の寝顔は普段より幼く見える。

可愛くて頬を撫でるけどリオネル様は目が覚める気配がない。


リオネル様、起きないよね?


私はリオネル様の頬を両手で包んでチュッとキスをした。

自分からしておいて何だけど、とても恥ずかしい事をしてしまった…。


リオネル様がモゾモゾとしたので起こしてしまったかと思ったけどまだ眠っているようで安心。


リオネル様の頭を撫でていると後ろから声をかけられた。


「やぁレティシア嬢、奇遇だね」


ビクッとして振り返ると王太子殿下と側近候補の魔法省長官の息子が居た。

王太子殿下はニコニコしているけど魔法省長官の息子は不機嫌そうな顔をしていた。


えっと…いつから見てました?

私がキスしたのは見られてないよね?


リオネル様の肩をポンポンと叩くとすぐに目を覚ましてくれたのでホッとした。

私一人で対応するのは難しい。



リオネル様は起きると露骨に不機嫌そうな態度を取った。

相手は王太子殿下ですよ?

この二人の関係性もよく分からない。


王太子殿下は「少しご一緒しても良いかな?」と言いながらこちらの返事よりも先にシートに上がり込んだ。


「美味しそうなお菓子だね。頂いても良いかな?」


私が「どうぞ」と返事をするより先に「危険です!!」と止める声が響いた。

誤字報告ありがとうございます。

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