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攻略対象者二人目と出逢ってしまいました。
魔法省長官の息子はアレクシアと関係は無いから放っておいて大丈夫だと思うけど…カリーナ様の存在が気になってしまう。
やっぱりリオネル様の事が好きなのよね…?
ヒロインの存在も気になるし。
乙女ゲームの中ではリオネル様も私と同じモブだけど現実世界ではリオネル様はとても目立つ。
ヒロインがリオネル様を好きになってしまったらどうしよう?
「レティシア?どうかした?」
「何でもないです」
黙り込んでいた私をリオネル様が心配そうに見つめる。
「レティシアを案内したい場所があるんだ」
リオネル様に手を引かれて学園の奥へ入っていくと裏手に小さな中庭があった。
「まぁ可愛らしい」
小さな空間だけど手入れが行き届いていて花がたくさん咲いている。
ベンチに並んで座るとリオネル様が私の頭を優しく撫でた。
「やっと笑ったね」
「え?」
「校舎は別だけど隣の校舎だからすぐ逢えるよ」
リオネル様は私が校舎が離れてしまって落ち込んでいると思っているみたい…。
「この中庭はあまり人が来なくて穴場なんだよ。レティシアが入学したらここで一緒にお昼を食べようか?」
「ピクニックみたいで素敵ですね」
ニッコリ微笑むとリオネル様は安心してくれたみたい。
「そろそろ帰ろうか?」
リオネル様と手を繋いで歩いているとカリーナ様に声をかけられた。
「リオネル様、少しよろしいですか?」
「何でしょう?」
「魔法の事で少し分からない所がありまして教えて頂けませんか?」
「申し訳ない今から婚約者を送り届けなくてはいけないので急ぎでないなら明日にでも教えますよ」
「まぁ一人では帰れませんの?」
カリーナ様の視線が痛いけど知らんぷり。
「大切な婚約者なので私が送り届けたいのですよ。では失礼」
リオネル様は私の手を引いてスタスタ歩いて行く。
一度振り返るとカリーナ様が私を鋭い視線で睨み付けていてビクリと体が震えた。
ペンダントが一瞬、熱を放った気がしたけどリオネル様も何も言わなかったから私の気のせいかしら?
誤字報告ありがとうございます。




