表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/254

14.side リオネル

レティシアに言われて身体を鍛えると魔力が安定してきた。

それでさらに鍛える為に剣術を学ぶ事にした。

魔力に頼りきって、いざと言うときにレティシアを守れなかったら何の意味もない。

魔力が使えなくてもレティシアを守れるように強くなる。そう決めた。



剣の鍛練を始めたと言ったらレティシアが見学をしたいと言ってきた。

レティシアにカッコイイ所を見せられるチャンス。

張り切って鍛練をした。


当日、レティシアにカッコイイ所を見せる予定だったのに…。

現実は上手く行かない。空回りしてばかりで、まるでレティシアへの気持ちのよう。


レティシアが来たのに気付いた師匠が休憩にしてくれたので、すぐレティシアの元へ走っていった。


「レティシアいらっしゃい」


「リオネル様、お招きありがとうございます」


「レティシアには、もっとカッコイイ所を見せる予定だったのにな…」


「充分、カッコ良かったです!!」


カッコ良い?

レティシアは、カッコ良いと言った?


「リオネル様は魔力が多くてとてもお強いのに、どうして剣術も学ばれているのですか?」


「身体を鍛える目的もあるんだけど、一番の理由は魔力が使えなくてもレティシアを守れるようにだよ」


レティシアの目を見つめて言うと少し頬を赤らめた。

もっと意識して欲しい、もっともっと。


「リオネル様…」


レティシアが何かを言いかけたけど師匠が休憩終了の合図をしたので鍛練に戻った。


レティシア、君にこの気持ちを伝えたら君は困ってしまうだろうか?

いつも読んで下さってありがとうございます。

次回からリオネル様のみ学園編スタートします。

レティシアは、一つ下なのでお留守番です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ