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私、レティシア・ルグランになりました。

この度、リオネル様と結婚いたしました。



きゃー。

改めて言うと恥ずかしい!!

でも、凄く嬉しい。



在学中は、皆には内緒だけど。

卒業までは実家暮らしだけど。

でも私は、もうリオネル様の妻なのです。




白いドレスから夜会用のドレスに着替える。


用意されていたドレスはアレクシアと色違いで私が薄紫色でアレクシアは若草色。


二人で並ぶと華やかでとても可愛い。


そろそろ時間のようでリオネル様とロラン様が迎えに来た。


今夜の主役は私達二人なので同時に入場すると皆の視線が一気に集まる。


ほとんど身内だけの夜会なので今までみたいな品定めするような鋭い視線は感じない。


ファーストダンスを踊ると続けてリオネル様と踊る。

リオネル様と踊るのは楽しい。

ずっとリオネル様と踊り続けていたいけどそうもいかない…。


次の曲で殿下から申し込まれた。


「体調は、もう良いのですか?」


顔色は良くなっているみたいだけど動きが少し硬い。


「ええ、問題ありません」


殿下と踊るのは初めてでは無いけどやはり緊張してしまう。


「貴女がこんなに早く決断なさるとは思いませんでした」


「?」


何の話?

私は足がもつれないように殿下の足を踏まないように必死なのであまり話しかけないで欲しい。


「そんなにリオネルの事が好きなのですね」


「ええ、もちろん幼い頃からお慕い申し上げております」


殿下の顔が強ばる。

まだ、体調が良くないのかもしれない。


「殿下…?」


あまり話しかけて欲しくないけど会話の途中で沈黙が続くと気まずい…。



曲が終わると殿下は私の手にキスをした。


「貴女の幸せを願ってます」


「ありがとうございます」


結婚のお祝い?

何だかよく分からないけど一応、お礼を言うと殿下の表情が少し和らいだ。


次のお相手はエミリオ様。

ライラと一緒に来て下さったみたい。


「先日は美味しいケーキをありがとうございました」


「ライラと一緒に召し上がって下さったのですね。お気に召して頂けて嬉しいです」


「あの様な事があったのに妹と仲良くして頂けて感謝しております」


「きちんと謝罪もされておりますし、もうお気になさらないで下さいね」


エミリオ様はライラの事が心配のようでダンスの間ずっとライラの事ばかり話していた。

ライラの話をする時だけ顔が綻んでいる事にエミリオ様は気付いているのかしら?


間違いの指摘、ありがとうございました。

近い内に書き直します。

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