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103.side ダイアナ

ライラからレティシア様には、内緒で相談したい事があると言われた。



ライラがレティシア様には秘密にしたい相談と言うと思い当たるのは一つだけ……。


エミリオ様の事。



「レティシア様には内緒の相談とは何でしょうか?」


「あの…お兄様の事で……」


ライラとエミリオ様。

私も気になっている。

二人に血の繋がりが有るのかどうなのか…。


「貴女とエミリオ様の事で少し噂を耳にしたのだけど…」


ライラが不安そうに見つめてくる。


「ど、どんな噂なのでしょう?」


オブラートに包む言い方が思い付かない……。

ライラには申し訳無いのだけど、単刀直入に聞いてしまおう。


「エミリオ様は養子で貴女とは実の兄妹では無いと……」


ライラから表情が消えた。

まさか怒った?


「ライラ…?」


「何処でその噂を……」


「少し気になってしまって…とても失礼な事を聞いてしまいました。ごめんなさい……」


「お兄様とは血の繋がりはありません……」


ライラが小さな声で呟いた。


そしてライラがレティシア様には、できない秘密の相談を私にした。



「お兄様は私が何も知らないと思っています。だからダイアナ様も知らない事にして下さい!!」


「貴女は何処で知ったの?」


「小さい時にメイド達が話しているのを聞いてしまって……」


ライラの瞳に涙が浮かぶ。


「お兄様にとって私は唯一の本当の家族なんです。私が真実を知っていると気付いたらお兄様は家を出て行ってしまうかもしれません…」


「ライラ、落ち着いて…」


私が直球で聞いてしまったのが悪いのだけどライラはかなり動揺している。


「エミリオ様が家を出るってどういう事なの?」


「お兄様は自分より私の方が家を継ぐのが正しいと思っているみたいで……」


とうとうライラの瞳から涙がポロポロと零れ落ちた。

慌ててハンカチで涙を拭うと…。


「ダイアナ様、私、お兄様と本当の家族になりたいのです……」


涙と共にライラの想いは溢れてくる。


「ずっとお兄様の本当の家族になりたかったのに…お兄様は、レティシア様の事が……」


ライラの言う『本当の家族』とは、たぶんエミリオ様と結婚したいと言う事なのだと思う。

誤字報告ありがとうございます。


ライラの相談、もう少し続きます。

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