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自己紹介と続き

ユリアナはテレビをまじまじと見ている。


目をキラキラと輝かせながら尻尾を揺らしている。


*「なんじゃ、箱が喋っておる!」


興味津々にこちらを見て聞いてくる。


「ほら、この穴から声が聞こえてくるんだよ」


とスピーカーの位置を指差しつつ答える。


穴に長く尖った耳を近づけながら器用に顔を横にして目は画面に向いている。


そんな不思議な光景を見ながらそっとリモコンでテレビのスイッチを切った。


*「何も聞こえなくなって映らなくなったのじゃ…」


と、しょんぼりする彼女を気にせずオレは質問をする。


「あの、名前はわかったけどユリアスは何しに来たの?」


彼女に問いかける。


*「何しに来た?うーん、気づいたらここにおったのじゃぁ~」


*「自分でも何しに来たのかわからんのじゃ」


*「わしはついさっきまで魔界に居て家で寝て起きてぼーっとしてたらここにおってな」


と言われても・・・。


*「せっかくじゃ!この世界を楽しもうと思うのじゃ!!」


ええっーー!?そんなアバウトなの!?


と心に思って口から出そうなのを飲み込む。


(もっと色々あるだろう~、異世界から来たのか?)


(オレが誰でここはどこなのとか、考えることがあるような。)


「…自分を殺しに来たとか…?襲ったりとかしに来たんじゃないの…?」


と尋ねると


*「ぜーんぜん!そんな気は毛頭無いのじゃ!」


と元気よく答える彼女。


僕は警戒しながら彼女をまた見る。


(どう見たって人間じゃないし、この世界の存在じゃないのはひと目見てわかる)


(この状況をどうすれば…警察に電話…いや、そもそも他人に見えるのか?)


なぜ自分が人外の存在を見えるのか不思議に思いながら彼女は喋った。


*「わしはサキュバスじゃ!」


*「朝起きてお腹空いておりボーッとして瞬きしたらここにおったのじゃ」


などと説明してくる。


状況の把握で落ち着いてるのは彼女かもしれない。


「サキュバス!?なんでサキュバスがここに…」


*「わしにもわからん」


と腕を組みそっぽを向く


その視線の先にフィギュアがあった。


目をキラキラと輝かせながら


*「小人がおる!」


*「小さな人じゃ!いつからおったのじゃ!」


とフィギュアに近寄り顔を近づけながら見ている。


(フィギュアを見ながら人だっていつの時代の人だよ)


続く

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