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始めます
私は飽き性である。何をするにも三日坊主だ。
いや、3日ももたない。とにかく、何を始めるにも1日もてばいい方だ。ゆえに今までの人生を後悔ばかりしてきた。
もうそんな人生はおさらばだ。私は生まれ変わって悔いなき人生を送るのだ。
そんなこと考えたって結局は何も変わらない、今日が終われば明日が始まる。朝起きたら、イケメン男子になれるわけでもない。そして今日も終わる。
季節は秋。高校に入学してから半年が過ぎ、もうこの生活に慣れてきたところだ。朝、登校中は寒くて自然と萌え袖になる。でもまだ、手袋をはめる時期ではない。
教室のドアを開けて、自分の席に座る。まだ教室に数人しかいない。まだ、一限が始まるには時間がある。何もすることがないから、最近、読み始めたファンタジー小説を手にとった。この小説はなかなかに面白いので、飽きる前に読み終えるだろう。そう思いながら本を開くと急に視界が真っ白になった。