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のんびり屋  作者: エン
1/5

空を眺めて小一時間

お題提供:ひよこ屋様 『のんびり屋』

     



来来らいらさん来来さん、あなたはどうしてそんなに




   のんびり屋なんですかぁっ!!





おっと、突然叫んでごめんなさい。


今叫んでいた来来さんとは道路に座り込んで極上の微笑みでこちらに手を振っておられる瀬田来来先輩のことです。

そして来来さんの周りにはおにーさん方。アレですね。お怒りですね。


今度は何をしたんでしょうか




「あ、良平君!おはよう!」

その前に周囲(おにーさん方)をどうにかしましょうよぅ。

「え?この方々もどなたかと待ち合わせなんじゃないの?」


そんなわけない。



さすがにこのツッコミは心の中に留めておきました。


にしても、どうしましょう・・・・・。




「お前ら・・・・無視してんじゃねぇ!!」


あ。キレた。


「来来さん!!」

「あっ、そうだった!!」


ゴッ


「ん?」


・・・・・・・。




えー、説明させていただきますと、キレたおにーさん方はその原因であろう来来さんに襲いかかったんです。まぁ、


気持ちはわかる。



そしたらえー、なんといいますか・・・


タイミング良くあげられた手にぶつかっちゃたんです。




来来さん、あなた本当に・・・・


計算ではないんですよね?


「私、ケンカできないよ〜」

アハハ―、と手をふる来来さん。正直、恐いですよ?




「ほら、はやくしないと遅れちゃうよ〜?」


その言葉で思い出しました。

「こんなとこで何してるんですか」


とてもナチュラルに集合したから分からなかったかと思いますが本当の集合場所はここから10分くらい歩いた駅前。

ついでに僕はもう既に遅刻中です。


「んー、お空がきれいだなーって」

だからって道路の真ん中で座り込みますか、普通。

そのうえ待ち合わせ時間過ぎてるのに。


「今何時だかわかってます?」

「えーと、家出たのが8時ぴったりくらいだからー・・・20分くらい?」


現在時刻9時5分。

この方が遅刻魔の理由が分かった気がしました。




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