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類は友を呼ぶらしい。

更新遅くなりました。すいません。

第2話 類は友を呼ぶらしい。



「ごめんけど、コイツ引き取ってくれない?」

と、不満げな表情と口調で話しかけてきたのは、同じクラスの花宮雫だ。普段は無表情でクラスでも余り目立たない存在だが、なんとなく、俺と同じ苦労人の波長を感じる。

「えぇー、酷いなぁー。そんな事言わなくてもいいじゃん〜♪」

花宮の背中に抱きついている、やや長身の女子は鈴崎華蓮だ。同じクラスではあるが話している様子を余り見ないが、今の様子をみる限り、飼い主に甘える犬のように見える。

「とりあえず、要らないっす。」

と、軽くではあるが断っておく。むしろ、ここで断らない人は、ほぼいないだろう。

「やっぱ駄目かー...んじゃ、早く離れてくれない?」

彼女は分かりきっていたのか、やれやれ、と言わんばかりに華蓮に注意をする。だが、華蓮が離れる様子は全く無い。

「仕方ないなぁ…」

そう彼女がけだるそうに言った瞬間、


ドゴッ


と、鈍い音が聴こえたかと思うと、そこには、華蓮がお腹を抑えて蹲っていた。しかし、殴った当の本人はと言うと、ふぅ。と、

涼しくもやり切ったような顔つきをしていた。

「え、えーっと...大変そうだね…」

俺は困惑しつつ、花宮に話をふる。

「いえいえ、何時ものことなので。」

やはり俺と同じ苦労人だった様だ。と、しみじみ思っていると、何か忘れている気がする。

「私は事、忘れてない?」

と、小鳥遊の悲痛な叫びが聞こえてきた。

きっと、百合回になってる...ハズ...

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