表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/61

4・そんな悲劇の昼下がり

霞の人生初の最大ピンチに襲われてるころ、彼の通う光世高校では・・・・・。


「えー、皆も薄々気付いていると思うが」

2ーCの担任、尾崎先生は、皆に聞こえるようハッキリとした口調で話している。生徒もただじっと耳を傾けている。

「霞のことなんだが・・・・」

先生は覚悟を決め重い口を開いた

「今日、あいつは、欠席だ」

クラス全体に雷が落ちたような衝撃が走る。ざわめきがクラスを包む

「先生、なんで霞が欠席なんですか!アイツは学校を休む人ではありません。アイツがいない学校は寂しいです!」

学級委員の大武君の素晴らしい発言に

周りからも

『そーだそーだ!』

と賛同の声があがる。

先生はクラスの団結力に目が潤んでいる。

果してこんなクラスが全国にどれだけあるだろうか。テレビのドキュメンタリーに出ても問題はないくらいだ。

視線を窓際の正面に向けてみよう。そこにはビデオカメラを回す人が一名。

「はいOK、お疲れ様です」

カメラを回していたのは、後ろで髪を束ね表情に乏しいように見えてしまうクラスのカメラマン。先塚洸夜(さきざきこうよ)。するとクラス中で複数の溜め息が吐き出された。

「いやー疲れた疲れた」

「熱演だったねあたしたち」

「団結力がちがうからな」

口々に喋るなか先生も

「これで今年のベストムービー賞は貰ったようなものだな」果してこんなクラスが全国にどれだけあるだろうか。生徒一人を餌にこんなことを出来るクラスが


そんな外道クラスの中でも数名だけだが本気で心配してくれている生徒もいる。この生徒については後日語るとしよう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ