表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/61

34・妹恋人注意報


加「加弥で〜す」

洸「洸夜で〜す」

深「・・・・・」


加「加弥で〜す!」

洸「洸夜で〜す!」

深「・・・深娜よ」

加「さあ今回は前書きをジャックしました!スタジオジャックです」

洸「メインパーソナリティーの霞君はソコで縛られてます」

霞「モガモガ!モガー」

加「今回私達出番無いからここ位出ないとね〜」

洸「でもここって何すればいいの?」

加「・・・・・何だろ」

深「ネタバレしない程度の本編紹介よ。と言ってもページ切れね」

加「えぇ!ちょっと早くない?あ!あ!本編始まる、えぇっとえぇっと、か、霞大好き!」

洸・深「加弥さ〜ん(ちゃ〜ん)!!」


ピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッピピピピッピピピピ・・・・・・起きんかいワレゴラァァァァ!



そんないつもの目覚まし音に布団の中で眼を覚ます。ゆっくりのびをして布団から手を伸ばし目覚ましを止める

「ふぁぁぁ・・・・・・朝か・・・・・」


布団から出て体を捻り、骨の快音と共に体をほぐす


ちっす、慎です

日曜の朝はやはり二度寝三度寝が基本だろ


ふふふ、いざ!夢のネバーランドへ!待ってろちょっと純情な夜喜さ〜ん



「慎〜、ちょっと手伝いなさ〜い。起きてるでしょ〜」

ぬう、母上がお呼びか


仕方なく階段を降り居間を抜ける

「何か用か母上」

「ちょっと配達行ってきなさい。二丁目の山市さんだから。今すぐ行きなさい」

「マテマテ母上パンツ一丁の息子を町中に晒したいのか?警察が来るぞ」

「別にお巡りさんが見ても『ああ、八百屋の慎君か』で済むわよ」

「おぉい母上!あんたはそんな風に息子を育てた!」

「そうよ。その分みっちゃんが賢く見えるわ」

あ、目頭に熱いものが

「いいからさっさと行きなさい」

涙を拭ってジャージを履いて渋々配達に行く俺だった




「ふぁぁぁ・・・・・・・・・・・・」

ゆっくりと布団から起き上がり眠そうな顔で10分位ボ〜ッとするのが好き女の子

寝起きなのにさして乱れないちょっと長い髪の女の子はボ〜ッとしている。細く開いている目でボヤけた自分の布団を眺めている


徐々に頭の中がハッキリしてきた。アレ?今日って日曜日だっけ?


・・・・・・・・・


「おやすみなさい」


そのままパタンと二度寝に入る慎の妹、みっちゃんだった







「二人とも〜朝御飯食べなさ〜い」

母上のお呼びだした

まったくパシって帰ってきたばっかなのにすぐ飯か。山市さん家って隣町だぞコンチキショウめ

部屋を出て隣の部屋の戸を軽く叩く

「妹さ〜ん。母上が飯だとさ〜」

「・・・・・・・分かった〜」

ううむ。相変わらずの眠り姫だ。絶対10分以上は下に来ないな



「母上、我が家の眠り姫は相変わらず寝てるぞ」

漬物に手を伸ばす俺と俺の獲物を根こそぎ奪う母上。鬼か

「いや、キュウリ寄越せ母上。漬物寄越せ」

「ならみっちゃん呼んできて〜」


仕方なく二階に上がり眠り姫の部屋を叩く

「眠り姫〜起きろ〜。俺の漬物の為に〜」



返事がない。どうやら妹は寝ているようだ



戸を叩く >叫ぶ

部屋に入る 踊る

「みっちゃ〜ん。起きろ〜〜〜!」



返事がない。どうやら妹は寝ているようだ



戸を叩く  叫ぶ

部屋に入る >踊る




慎は不思議な踊りをした。腰使いのキレが増した。慎の不思議な踊りはLv2に上がった



「いや、起きろよ」


そうこうしてると部屋の戸が開いた

「おはよ兄さん。朝から元気だね」

寝間着姿の妹、みっちゃんこと未知流。我が妹ながら将来が楽しみな女の子だ

中学三年の未知流は頭が良いらしく成績は上位をキープしてるらしい

その上家庭面もお手のもの、流石は我が妹だ

「兄さん、早く下行こうよ。母さんにまた殴られるよ」

「うむ我が妹ながらストレートに言うな」

妹に袖を掴まれながら仲良く階段を降りていった







結局漬物は全て食べられた。泣きたくなった

もうふて寝してようと二階に上がろうとすると 下で未知流が呼んでいる

「兄さ〜ん、手紙だよ〜。え〜っと京都からだって〜」

はあぁぁ!ま、まさか夜喜さんからか!

全力ダッシュで駆け降り手紙を受け取る

「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

夜喜さんからじゃ〜ん


素早く二階に上がり封を切る




拝啓

春の陽射しに漸く暖かさを感じる季節となりましたが如何御過ごしでしょうか

桜の木々の蕾も大きくなり、いずれは京中を染め上げ見事な桜吹雪を魅せる事でしょう

本日この様な手紙を出しましたのは近日慎様の御宅に伺いたく存じ、その確認の為送付致しました


もし快諾して頂ける場合は窓を開け手を叩き、御断りの場合は窓を開け手を二回叩いて頂きとう存じます

大変御手数ですが何卒宜しく御願い致します

ガラガラガラパシーン!


ふっ、我ながら良い音だ


さあ!さあ来い夜喜さ〜ん出来れば武器なしで!




〜〜〜10分前〜〜〜


未知流はいつもの様にポストの中を調べる

いつもは新聞だけなのに別の手紙が来ていた

「珍しいな〜。兄さんに手紙だ。誰からだろ・・・・・・!!」

宮蔵夜喜・・・・・名前から察するに多分女性。しかも達筆だ

「夜を喜ぶって・・・・・なんかイヤらしい」

「名は親が願って付けたものであり、それに準ずる義理は無いので偏見は訂正願いたい」

「ひあぁぁぁ!」

驚きの余り叫んでしまった。でも兄さんより変じゃないもん

「だ、誰ですか!びっくりしたじゃないですか」

「これは失礼しました未知流様。何分気配は常備消しておりまして」

「ちょっと待ってください。沢山言いたいことがありますが取り敢えず・・・・・」

ビシッと指を射す

「鉄砲はしまって下さい。あと一応家に入ったらお邪魔しますって声掛けて下さい」

ちょっとツッコむ所が違う気がするが夜喜さんは律儀に守ったのだ







「で、宮蔵さん?兄さんの部屋を盗聴しないでください。一応兄さんにも人権有ると思うんで」

「そこに何故確信が無いかは聞かないでおきます。後隣に来て一緒に盗聴するのはどうかと」


気にしちゃ負けです

二人並んで隣の部屋をLet's wiretap!



capitalism!

capitalism!

capitalism!

いずれ潰れるideal〜


military power!

military power!

military power!


所詮はend of a century






「・・・・・・」

「・・・・・・」


二人の女性はゆっくり立ち上がり、ベッドに腰掛ける


「あ、所で宮蔵さんって京都の方ですか?」

間を空けるのが堪らなく苦痛なので兎に角話題を振りましょう

「はい。幼少の頃より『ゆきしろ』に勤めております」

「あ、それから何で私の名前知ってるんですか?兄さんが言いましたか?」

「いえ。此方に来る前に市役所に忍び込んで戸籍表を見たからです」

「あの、私は兄さんと違ってプライバシーが有りますから」


そうでしたかと軽く流した夜喜さんはにっこり笑う

「あの日の夜は久しぶりに熱くなりましたから」


夜喜さんの笑顔は物凄く裏が有りそうな笑顔だとゆきしろ中の中居さんは口にする

そしてみっちゃんは見事に術中にはまった

「あ、あの日の夜って兄さんと何したんですか!まさか破廉恥な事ですか!」

「いいえ、違いますよ」

「何ですかその微笑みは!何でそんなに頬を紅くして目を反らすんですか!」



既に隣の部屋の慎は下に降りていた












「grain!grain!grain〜所詮イナゴのfood〜」

最近クラスの男子が歌っていた曲だ。何故かこう・・・・・前向きな気持ちになるのだ

いつもみたいに母上のエプロンを装備して霞仕込みのチャーハン作りに励むのだ!と言いたいが今はお手軽チャーハンなのだ。やはり熱い料理をする時は薄着に限る

さて、応援が来るまで歌でも唄いながらチャーハンするか

「chestnut〜。ケ〜キで食べれば歯の裏に〜。caramelと同じ〜〜〜〜〜〜ホアチャァァァァァァ!」

油跳ねた!






「あ、いらっしゃ〜い霞君。久しぶりだね〜」

「お久しぶりです。いつもお元気ですね。あ、それからドーナツ作ってきたんでどうぞ」

「あら本当にありがとうね。もう家の子なら良かったわ」

「それを言ったら慎の立場が無いですよ」

「元々無いじゃない」

お互い笑った後霞は部屋に上がると台所から奇声が聞こえる


見知った通路を通り台所の戸を開ける

「慎・・・・・・」


そこには膝まで伸びるエプロンをした慎が立っていた。しかし上は裸で下はパンツ一丁



前を向いた姿はさらに酷い、もう裸エプロンじゃね〜か的だ


そのままゆっくり戸が閉まる。これは夢だ。夢に違いない。深呼吸して戸を開ければ普通の慎が・・・普通の慎は居ないか


ゆっくり戸を開けるとそこにはやはり裸エプロン慎が中華鍋を振るってる

「おう霞、よく来てくれた。取り敢えず手に持ってる下ろし金で俺を擦ろうとするな」

「ならズボンを着ろ」







「で、何の用だ?」

「うむ、実は今日夜喜さんから手紙が来てな、これなんだが」

手紙を受け取った霞は一通り読み終えるとおもむろに壁を叩き始めた

「何しとんだ?」

「いや、夜喜さんなら壁に擬装してるか屋根の上に居るか畳の下にいると思ってさ」

「へ〜。あの人忍者?」

「家系はね。曾爺さんがそうだったらしいぞ」

う〜ん。流石はくノ一(読みづらかったら平仮名にしよう)

「それで、慎はどうしたいわけだ?夜喜さん出迎えるのに俺の助力が必要なんだろ?」


流石は霞。お見通しか


「ぶっちゃけ夜喜さんって好きなの何?あの短期間じゃ何も分からんのだよ」

すると霞は笑ってある一点を指差した

「お前じゃないか?」










宮蔵さんはさっきから隣の部屋を盗聴している。しかしどうもさっきと雰囲気が違うみたいで何故か銃を持ってます

「だから鉄砲はしまって下さいよ。危ないじゃないですか」

すると宮蔵さんは勢いよく跳躍して部屋の天井に張り付いた!

えぇ!角とか無いのに張り付いてる!スゴォイ!

「みっちゃ〜ん。霞君がドーナツ作って来てくれたから持ってきたよ〜」


「あ!は、は〜い」

母さんが戸を開ける時

物凄い焦ったけど宮蔵さんは開いた扉の僅かの隙間から直ぐに出ていった

あの人なんなんでしょう。まるで忍者だな〜

母さんが出てった後残された私はドーナツを口に入れる

「おいひ〜な〜」

霞さんって料理上手だな。教えてもらお〜かな〜


マイペ〜スなみっちゃんはのんびりドーナツを頬張った






「な〜霞〜」

「ん?どうした」

「・・・・これってどんな状態だよ」

「いろんな意味で四面楚歌。違う?」


ちがわな〜い

壁際に追いやられた俺に銃口を向ける夜喜さん。そして何故か天井から逆さ吊りの中居さんが二名短剣を構えている

「お久し振りです慎様。御元気そうでなによりです」

「お久し振りです夜喜さん。取り敢えず武装放棄してくださいませんか?あ、中居さん、何で頭と体を押さえるの、い・・・痛いな、痛いな痛いなそんなに回らないよ俺の首あ〜あ〜160゜突破しそうアァァァァァァァァぁ!」

「坂下さん、大宮さん。慎死にますよ。取り敢えず手を放してあげてください」

すると中居さんは直ぐに解放し、夜喜さんの後に回った

ああ、生きてる。首くっついてる。嬉しいな、嬉しいな

「そ、それで夜喜さん、今日はいったい何用でございましょうか?」

すると夜喜さんは後に立つ中居さんに合図を送る。すると中居さんは霞を脇に抱え部屋を出ていく

「ってアレェェ?何で霞拉致っちゃうんですか!そして霞は抵抗無しですか!なんかしろよ!」

「生きて帰ってこいよ」

「まさかこれって最後の言葉ですか!」

しかし俺の叫び虚しく霞は部屋から出ていった


「・・・・・・・」

「・・・・・・・」



ああ、沈黙がキツイ










ごろ〜んごろ〜ん


布団の上で転がっている私は変でしょうか?

兄みたいに布団にくるまって部屋を徘徊するより遥かにましですよね?


それにしても宮蔵さんは何処に消えたのでしょう。まさか兄さんの部屋ですか!

宮蔵さんが置いていった(作為的)集音機で隣の兄さんの部屋を盗聴してみよう




「あの〜夜喜さん、なんで態々家に来たんですか?」

「御迷惑でしたか?」

「いいいいいえいえいえ!ゼンッゼンOKですよ!」

「そうですか。それを聞いて安心しました」

「笑顔が可愛いぞコンチキショォォォォォォォ」




兄さんオカシイね。脳の配線ズレたかな?

「あ、元からズレてたかもね。でも兄さん・・・・・もしかして宮蔵さんの事が・・・・!」


ダメです!ダメですダメですダメです!




みっちゃんは部屋を飛び出すと一目散に隣の部屋に突入を図った

廊下で霞先輩が宮蔵さんと同じ服を着た人に挟まれながら挨拶をしてくれたので軽く一礼して兄さんの部屋に突入した


バガーン!

「兄さん!」

「オオォォ!どうした妹、夜叉の波動を放出して。怖いぞsister」

みっちゃんは無視して部屋を見回したが肝心の宮蔵さんがいません


「ムムゥ・・・・・はっ!上ですね!」

勢いよく上を見ると先程みたいに天井に張り付いてる宮蔵さんを発見した。そして目に飛び込んで来たのは

「なあぁ!そ、そんな大人の下着でもままま負けませんよ!黒がなんだい!白も素敵なんだい!」


「クゥゥゥロォォォォォォォォォォォ!!」

神速の域に達した慎はスライディングしながら宮蔵さんの真下に滑る



見事に夜喜さんに顔面を踏まれた



悶絶する兄を無視して一歩ずいっと前に出た

「宮蔵さん。兄さんをどうする気ですか?」

「どうする・・とはどの様な意味でしょうか?」

「そ、そりゃ〜あんな事やこんな事や・・・と、とにかく変な事です!これ以上兄さんを変にしないで下さい!」

宮蔵さんは困った顔で兄さんに視線を送る

「未知流様は家族思いですね」

「くぅぅ、誤魔化さないで下さい!宮蔵さんは兄さんの何なんですか!」

「・・・・・・(ポッ)」

「何なんですかその意味深な微笑みと赤い頬は!もう何か憎たらしい!」


地団駄を踏みながら確り兄を踏んでいるがこれは無視しよう









あ〜そこそこ。いい感じだみっちゃん

腰の辺りを地団駄してもらって超絶快楽真っ只中な俺は口論する二人を眺める。しかし口論とは言ったものの一方的にみっちゃんがマシンガントークして夜喜さんが微笑んでるだけなんだけどな

「しかし・・・・・・・アレだな〜」

ちょっと視線を変えれば夜喜さんの中々なバストが拝見出来る

あと前に15cm進んで角度を7゜補修すれば完璧なのだよ

「ならば行かねばなるまい!匍匐前進〜始め!1、2!1、2!1、2!1にびいぃぃぃぃ!!」

神速の夜喜さんキックが炸裂した

な、中々やるじゃないか夜喜さん。後少し防ぐのが遅かったら失明の恐れ―――――

「はうっ!」

目の前が真っ白に・・・・・・ふっ、予想外な伏兵がいたか



「・・・・・無念」


燃えたよ・・・萌え尽きたよ・・・・・真っ白に・・・・









うわぁ・・・。痛そうだな〜。ま、大丈夫だろ

慎の身に何が起きたのか?それは至って簡単

地団駄していた未知流ちゃんの足が股の間を見事に捉えてしまったのだ


二人して奇声を放った慎を見下ろしている

未知流ちゃんはゆっくり足を退け、燃え尽きた兄を見て夜喜さんに視線を移す。自分のせい?みたいに首をかしげ、夜喜さんは沈痛な面持ちで頷く


夜喜さん他人が起こした事故に関しては割りと普通に反応する

自分が殺ったらもう当たり前みたいにしてる所が酷いだろうな


「夜喜さ〜ん、未知流ちゃ〜ん。取り敢えず落ち着いたら?」


二人は俺を一瞥した後慎の両手両足を掴み布団に投げるとその場で正座した

「宮蔵さん。兄さんは多分気絶してると思うので正直に言ってください。兄さんの事が好きなんですか?」

「はい」

即答だった。みっちゃんとしてはもう少し間が欲しかったが仕方ない事だ。だから話を進めた

「私は認めませんからね。まだあなたの事信用してませんから」

「ならば何れ認めて貰えることを願いましょう」

そう言うと夜喜さんは立ち上がり部屋を出ようとした。しかし何かを思い出したらしく振り返り笑いながら一言

「私、これでもまだ14ですから」



未知流ちゃんは絶叫した













「ん・・・・・・あ、あれ?ここ何処だ?」

起き上がり頭をかきながら周りを見渡す。あ、俺の部屋か

立ち上がろうとしたが妙に股の間が痛くてその場で転ぶ

痛いな、猛烈に痛いな俺のドラゴ○ボール

「お、漸く起きたか」

視線を上に向けると椅子に腰掛けながら本を読む霞がいた

「おう、夜喜さんは何処に行った?」

「夜喜さんか?夜喜さんなら帰ったよ。ついでに未知流ちゃんも部屋に戻った」

ううむ。夜喜さんは何しに来たんだろうか?分からん!分からんぞなもし

「それから夜喜さんが最後に聞いてたな。『私の事をどう思ってる?』だって」

「・・・・・そりゃ〜夜喜さんは大人の魅力満載した最高の女性だよ。だけどよ、俺夜喜さんの事これっぽっちも知らないんだよな」

天井を見上げて考える

「お前と似てるかもしんないけど、まずは友達からってとこかな」

すると霞は笑いながらメモ用紙を投げてきた

「夜喜さんの番号とアドレスだ。たまに連絡してやれよ」

そう言って立ち上がった霞はさらに一言

「未知流ちゃんが言ってたぞ。『私が認めるまで兄さんの恋人は私だ』だってさ。モテる男は辛いね〜」







バガーン!

「兄さ〜ん!」

「あばはぁぁぁ!み、みっちゃん!何事でゴザルか!」

「私が当分恋人だからね!宮蔵さんには負けないんだから!」

「ななな何を言っておる眠り姫!はよう離れんしゃい!いいお年頃なんだから頬擦り止め!」

「駄目です。宮蔵さんには負けませんからね」

「かっ!霞!help!」

しかし親友はにっこり笑いながら部屋を出ていくき満々です

「慎、妹に手を出そうものなら人間として最下層を猛進するからな」


霞は笑顔で人としての最終防衛ラインを提示して部屋を出ていった


ダダンダンダダン!

ダダンダンダダン!

俺のケータイから何やら不吉な着メロが流れる

そして通話ボタンを押してもいないのにいきなりケータイから声が聞こえだした

「慎様?分かってますよね?ウフフ・・・・」

よよよよよ夜喜さん!怖!恐怖のドン底!

「兄さん?いつの間に他の女に番号教えたの?」

みみみみみっちゃん!怖!奈落の恐怖!

四面楚歌!これが四面楚歌!死を目前にした今の心境ハートフルエキサイティング!

恐怖恐怖恐怖のfear!




life card 〜〜続く!


加・洸・深「はぁ、はぁ、はぁぁ・・・」

霞「モガ〜」

加「あ、後書きなの?え〜っと、洸夜ちゃんにパス」

洸「えぇ!いきなりですか?その〜どうでしたか皆様、楽しんで頂けましたか?」

深「本編が本編なだけに気分を害したんじゃないの?アイツがメインだったし」

加「(神妙に頷く)」

洸「こ、これからも頑張りますので宜しく御願いします!」

加・深「(作者が作者だし無理だろ的に首を振る二人)」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ