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17・去らば友よ、我は星になりて

あー1000人突破したよ。すげー。

こんなに読んで頂いてまことにありがとうございます。

もうばんばん張り切って書きますんで今後もよろしくお願い致します

あ、要望とか指摘あったらばんばん書いてください

「ではこれより、被告人、野崎霞の審議にとりかかる。被告人Aは一昨日の夜から日曜にかけ大甼加弥、先塚洸夜、藤阪慎、大川深娜を自宅に連れ込み二泊三日の宿泊をした。間違いはないか?」

「裁判長、その件は事実ですが内容に関しては黙秘権を行使します」

「被告人の拒否権、黙秘権はこのクラスに来た時点で剥奪されている」

「ならば基本的人権により自由権的基本権の人身の自由を行使します」

「被告人の基本的人権は只今をもって剥奪されました」

「いい加減にしろアホ裁判官。真面目に暴れるぞ」

「黙れ。被告の分際で何が出来ると言うのだ」

ズラリと並ぶ男の壁、壁、壁

「基本的人権を剥奪された俺は法律上物扱いなんだよ、つまり何をやっても無罪」

制服の裏から取り出すマシンガン(エアガン)

「今まで散々やらかしてきたな馬鹿どもがー」

教室にはこびる悪を蜂の巣にした後


「では改めてクラス会議を始めます」

冷静に述べる深娜

蜂の巣にされた男子は素早く席へ座ります

「えー、まずは一番面倒臭そうな風紀委員。ほぼ毎朝挨拶してもらう上に人のプライバシー無視した持ち物検査等がおもな仕事です。えー話を手短にするためにアホ裁判官、八尾木、お前やれ」

「なに言ってんだよお前」

俺は深娜に予め頼んでおいた指示を促す

「八尾木、やりなさい」

「イエス・サー」

「えー次は清掃委員・・・・・・、深娜、制服に傷がある奴から適当に決めてくれ。さっさと終らせたい」

「なら清掃委員は久保と岡部」

「イエッサー」


5分で終了

「これにて終了します。GWあけの集会に集まるようにしてください」

『は〜い』

「先生からは・・・・・・・・いいですか。ではこれにて閉会します」



スッキリしたクラスに残るのはいつもの五人組

「霞、なんだかんだ言って中々良い司会が出来たな」

「最初に暴動があったがな」

先塚は教室に備え付けられたパソコンから顔を上げ

「撮影の処理は終ったから大丈夫だよ」

ありがとうと返事を返す。流石にあれは不味いからな

「でさ、今日からまた泊まるけど何か持ってくのある?」

「ああ、これから三連休だし長く楽しめる何かが欲しいな」

「また遅咲きの原にでも行くか?ボール持ってけばそれなりに遊べるぞ」

可決

「私のお父さん映画好きだからビデオ持ってこようか?」

可決

「なら集合は7時でいいか」

『意義なーし』

なんか皆ノリがよくなってきたなー



さて、今回二度目の学校探索

場所は調理室

清潔に保たれている調理室は教室二つ分の広さをもち、おそらく校内でも一番広いであろう。

洗浄されたまな板や包丁が整然と並べられ、厳重に保管されている。

「包丁の中に何故アーミーナイフがあるのかしら」

「ああ、それは井島のだ。彼は『いかなるものも斬るならナイフだ』と言う片寄った危険思考の持ち主だ」

「後そこの棚には日本刀とかノコギリが並んでるのは何故」

「それは家庭科の山口先生が『料理は決戦だ』と言う片寄った危険思考だからだ」

「・・・・ここにはまともな先生はいないの」

「諦めてくれ」

深娜の儚い願望を打ち砕いた後で早速調査開始です

食器棚をくまなくチェックするがこれと言っておかしな箇所は見当たらない。

蛇口を捻るが出るのは当たり前の水

「ふむ・・・・・何にもない。おーい深娜。なんかあったか?」

「卵にマヨネーズ、ケチャップ、グリンピース、鶏肉、玉葱、バター・・・・・・」

「っておい、冷蔵庫チェックしなくていいって、早く他を調べて」

しかし深娜は一向に移動する気はないようです。冷蔵庫は開けすぎでピーピー鳴ってます

「おーい。いい加減に他に移動し・・・・」

「・・・・教えて」

「は?何をだ」

「料理」

数分流れる時間

深娜は真剣な目でこちらを見て、もとい睨んでます

「出来ないのか。料理」

深娜の目は落胆と言うか諦めと言うか、何とも言いづらい雰囲気を漂わせています

「頑張るんだけど巧く焼けないの。9割7分で黒い何かに変わるの」

「なら残りの3分は何に変わるんだ」

「原色に赤を足した様な色」

既に食べ物の領域を超越したか

しかも今日の晩飯担当は・・・・・・・・・・

「今日我が家に初の死者が現れるのか」

「だからこそ今日を乗りきらなきゃいけないの」

「確かに死者が出たら処理に困る・・・・・・よし、やるか」



さー良い子のみんなー。深娜オネーサンのドキドキクッキングの時間だよー

今日は光世高校の調理室を貸し切って(無断侵入)始めるよ

材料はさっき冷蔵庫にあったものにご飯だ


「まず下拵えだ。玉葱をみじん切りにした後鶏肉を細かく切る。フライパンにバターをしいてご飯を炒める」

深娜は黙々とこなす。意外にも包丁捌きは確りしているではないですか。指を切るのではないかとハラハラしてましたが安心です

「次に玉葱を入れて狐色になるまで炒めってご飯既に黒いぞ」

ほんの少し目を離しただけでこんな事になるとは・・・・・・


ていくつ〜


「狐色になったらグリンピースと鶏肉導入。サッと炒めてケチャップ入れ・・・・あ〜〜入れすぎ入れすぎ」

フライパン一杯に広がる赤い海

誰かの未来を連想してしまいます


ていくすり〜


「バターをしいてよく混ぜた卵を入れる。本当なら牛乳を入れた方がふんわり出来るのだが今は省略する。中火で表面を焼いたら端々を中心に畳んでひっくり返・・・・あ〜〜〜〜〜〜」


卵の逆襲

水道から出る水に頭を入れながら

「フライ返し使え」


ていくふぉ〜


「最後にご飯に卵を乗せて中心を切れば出来上がりだ」



見た目は物凄く美味そうです。

では早速試食です

程良く火の通った卵はトロトロでご飯も水っぽくなく美味そうです

では早速一口


・・

・・・

・・・・

・・・・・

・・・・・・

「ブゴアッは」

吐血

「な、何をいれ・・・た・・」

「そこにあった調味料」

そこにあるのはママ○モン



完全犯罪成立




さあ、今日の深娜のドキドキクッキングはどうだったかな?皆はマ○レモンなんて混ぜたら駄目だよ


来週はオニオンをニンニクって勘違いしてる子の為の時間だよ。

バイバーイ

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