13・日に咲く花の様に
どうも神様がだ。
試行錯誤しながら楽しんで貰おうと必死なウドの大木です。
今回から女性キャラを頑張って書こうと仕事中に誓ったんですが・・・・・・服装とか分からないんです。どんな組み合わせが良いとか悪いとか。
お願いします。こんな只いるだけのような木片に知恵を授けて下さい。
それと霞の昔話を書くのに小、中学どっちがいいかアンケートとってみようか悩んでます。
どうしようかな
太陽の光が俺を温かく包み込んでいく
暖かいなー
柔らかいなー
あ、お花畑だ。色とりどりの花が見渡す限りに広がってる
なんて素晴らしい景色だ。こりゃ永住しようかな?妖精さんもいるし皆手招きしてるしなー、どうしよー
「・・・き・・・」
?
「・・・き・さ・」
?
「・お・・き・さ・」
誰?
「霞、起きろ。目を醒ませ」
花畑に急に落とし穴が出現し、万有引力に従い落ちて
「いい加減に起きろや」
慎の黄金の右により一気に覚醒!
そして闇の底へ・・・
「起きろや」
黄金の右
三回繰り返す
「はっ、ここは何処だ!鬼と妖精は何処いった」
「ウォラッ」
「ありがとう慎、おかげで目が覚めた」
「そうか。なら今の姿を確かめて見ろ」
はて、何かあった・・・・・・・
「あれ!なんでこんな格好なの?」
そこにいる霞は霞に非ず
程よく薄い藍色のワンピースに白のリボン。ソフトデニムに身を包み、唇には薄いルージュ。質素に着飾るその姿を魅力的に見せます。
そこにいるのは霞と言うよりカスミって感じです。
「何この格好!こんな服持ってないし着替えた記憶すらないよ」
訴えましょう。カメラマンに
「霞・・・」
「信じてくれ、慎」
「ぶっちゃけスゲー似合ってるぞ」
「・・・・・なんだと」
「でしょでしょ。私達でコーディネートしたんだよ」
加弥は誇らしげに話す。
「服は深娜ちゃんのとコウちゃんの借りたんだ。深娜ちゃんって体型近いから割りとすんなり着せれたんだよね♪」
「♪じゃないよ。人の服剥ぎ取って何喜んでんだよ」
「朝食の罰よ」
「それだけのためにこんな大罪扱いですか?悪魔だよあんたら」
「心配させた罰だよ」
「先塚、また戻ったの?酷い方に」
同じ苦痛を味わった仲間だと思ってたのに・・・・・・
「とゆうか着替えていい?」
『ダメ』
3対1で惨敗
「なんで駄目なの。恥ずかしすぎだよこんなの」
「いいじゃん似合ってるんだし」
「マジでしばくぞ慎」
まあまあと手で制すのは加弥
「なら次の内どっちかやったら着替えていいよ。一つめはその格好と女口調で出校日前まで生活する。二つめは今からその格好と女口調で出掛ける。どっちがいい?」
「どっちもいやじゃいこのバカタレ」
「さっさと覚悟決めなさいよ」
深娜、お前絶対笑ってるだろ
どうする、長々とこんなことするくらいならさっさと切り上げる方がいい。ここは賭けるしかあるまい
「出かける方で」
「よっし、なら早速お昼食べに行こうか。」
「その前に責めて化粧だけでも流してきていいか。香水がちょっとな・・・」
『駄目』
3対1で惨敗
それから30分ほど女性講座が始まりました
「まずはその声か。ここをどうにかしないとバレるな」
慎は真剣に解決案を練っています。そんなこと真剣に考えないでよ
すると加弥は不適に笑っています
「安心しなさーい。特殊科学研究部に頼んで変声機作ってもらったから」
「特科研部スゲー」
形はネックレスの形で恐らく首に巻いたとき声の振動を変換するんだろう
「さすが加弥、抜け目がないな」
加弥と慎はハイタッチしてます。
そして俺の後ろでは深娜が髪をいじっている。床屋に行く前ともあって伸びていた髪は、深娜の手によりみるみる綺麗に整えられていきます。
「動かないで。巧く縛れないから」
されるがままの俺を先塚は黙々と撮影してます。
「楽しいか人の不幸は」
コクン
イジメだー
さて、等々俺、もとい私はカスミになってしまいました。
「完璧・・・」
震える声の主、加弥はもう感無量のようです。先塚に至ってはカメラ回すのすら忘れてます。
深娜は相変わらず表情は変わりませんが絶対心で笑ってます
慎はとゆうと
「霞、凄い。なんつーか・・・・凄い」
言葉に出来ないのかお前
「酷いよみんな」
変声機により柔らかいソプラノの声、自分ではないです。
さあいよいよ出発
「早速出かけようか」
「行くのはいいけど何処に行くの。お昼は軽めにしたいんだけど」
「私は麺類がいいな」
「俺ラーメンなら豚骨」
・・・・・・・・・
「カスミンは何処がいい?」
「カスミン言わないでく・・・下さい。」
ハイタッチする二人+カメラマン
「ならあそこ行かない?駅の近くにあるフィオ。あそこならいろんなの食べれるから」
『意義なし』
ではいよいよ出陣です。本人バレないかどうか心配で一杯一杯なんですよ
「ほらほらカスミン楽しく楽しく」
「だからカスミンはやめて下さい」
ボソボソと聞こえる程度に話してますが誰も聞くきないみたいです。悲しいよ
フィオは品揃えが良く、味も良いと中々評判のいいお店です。
さらに近くはショッピング通りで店は結構混んでるです。
ましてや今はGW。混んでるね
整理券を貰った五人はブラブラと歩く振りをしながらゆっくりと洋服店に誘導してるのですがカスミンは気付いてません
「あ・・・・」
気付いた時には既に遅し
強制連行
「さ、これ着なさい」
「嫌ですよ。なんでチャイナ服なんてマニアックなの選ぶの。や、やめて下さい。押し込まないで試着室に、ダ、ダメです〜」
押し込んだ後に加弥は小声で
「スネダイジョブだよね?」
「なら着せないでよ」
すると慎が周りね目を盗み試着室に忍び込んで
「慎、何するの、や、やめて下さい。服、服持ってかないで、いや〜〜」
結局着せられてしまった自分が悲しい
しかし着てポーズをとらなきゃ返してくれないんだもん。酷いよね
悲しみから這上がった私を慰めたり冷やかしたり爆笑したりしながらフィオに向かう五人は時間良く店に入れた。しかしカスミは気が気ではありません。
ここのウエイターさん、クラスメートじゃないですか。しかも三人
お前ら、知ってたな
「ご注文はお決まりですか?って加弥じゃん。それに先塚さんに大川さん。あと慎」
「なんで俺だけオマケ扱いなんだよ」
「いいじゃん。て言うかそこの子誰?慎の彼女?」やばいよ私、じゃないや俺
「いえ、慎君の彼女ではないですよ」
なんとか言い切りました。もう顔をあげれない
「なんだーつまんないな。ま、よろしくねカワイコちゃん」
気付いてないのは嬉しいけど女として見られるのはちょっとね・・・・
食事しながらの雑談にも花が咲き(主に私の過去ネタ)皆は楽しみ、私は憎しみに打ち震えながら帰路に着く。
あ、なんか嫌な予感がするな。帰りたくないな