12・暴走列車乗車注意
タイトル読みづらくてすいません。
なんかテンパり気味なんですよ。
元気になるおまじないありませんか?
(既にテンパり)
今日から休み
当分休み
早起きいらない
夜更かしよし
と言うことで俺は二度寝してるんです。
だって早起きする必要ないんだもん
コンコン
えっ!なんで朝の6時に訪問者なんですか?
まだ朝日昇ってないですよ
ここは狸寝入りでやり過ごすしかあるまい
コンコン
寝てますよー
コンコンコンコン
寝てますって
コンコンコンコンコンコンコンゴンコンコン
途中でキレなかった?
コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン・・・・・・バーン!
「何時まで寝てんのよ霞ー」
「蹴破ってまで入ってくるとは何事だ加弥!」
「いいからさっさと着替て」
「とにかく落ち着くか理由を話してくれ」
はい大きく深呼吸。吸ってー、吐いてー
「んで、どした」
「散歩しよ」
「はい?」
「散歩しよ」
「まだ日すら出てないのに?」
「うん」
「いや、なんでいきなり散歩なんですか?」
「気分」
こうなった加弥は止めれない。変なとこで頑固なんだよな
「はー、分かった。とにかく下で待ってろ」
「イエ〜イ」
イエ〜イじゃないよまったく。しかし断れない俺にも問題ありか
簡単に着替をすませて洗面所で顔を洗う。
幸い疲れは溜ってないようだ。
居間では加弥がごろごろしながら待っていた。
「準備いいぞ」
「よーし行こう」
なんでこんなにテンション高いのか
家を出発してから10分、どちらもさほど会話もなくただただ歩いてる。このまま行くと川に出るな
「久しぶりじゃない散歩」
加弥は前を向いたまま口を開いた
「約9年前だな。小2の時、火曜日の辺りから『土曜に散歩しよ』って会う度に言ってた。しまいには金曜の夜にいきなり泊まりに来て次の日俺を引きずりながら連れてったんだよな」
「よく覚えてたね」
「ついでに川に俺を突き飛ばしたよな」
「そうだっけ?」
この女ー、シラをきるつもりですな
それにしても・・・
「んで、何か目的でもあんだろ。質問とか」
「よく分かるね」
「付き合い長いからな」
「じゃあ・・・・聞くけどさ、深娜ちゃんと霞って親戚なんだよね」
嘘は付きたくないのだが肯定のため頷く。
「似てないよね」
「親戚だからって似るとは限らんだろ」
「それもそうか」
しばしの無言。いつまで続くのか分からないこの重い空気 苦しいな
「じゃあさ、」切り出したのはやはり加弥だった
「霞にとって深娜は何」
「何って?」
「どういった存在ってこと」
存在、俺は深娜をどう思っているか・・・・・・・・・・
「家族だ。過ごした時間は少ないけど家で生活する以上どんな理由があろうとあいつは家族だ」
嘘はついていない。
それに加弥に嘘はほとんど通じない事は既に検証済みだ
それに友達には嘘をつく気になれないから
すると加弥は満面の笑みを溢し
「それでこそ男だー」
元気ハツラツになっちゃった加弥はチョークスリーパーを俺に
「うぐゅあぁ」
近所迷惑になるから音声はカットしました。
隣をスキップしながら歩く加弥は昔と変わらない。出来れば変わってほしいが無理だろう
それにしても加弥はこんなことを聞くためにわざわざ散歩に連れだしたのか?女は分からんとゆうわけだ
そうこうしているうちに昔とまったく変わらない景色が目に写る。
「あの時と変わらないね」
「変わってもらっちゃ困る。数少ない想い出の場所だからな」
「そだね」
二人はただただ昔と変わらない景色を見続けた
見続けた
見続けた・・・
見続けた・・・・・・
「そろそろ帰りませんか?多分あいつら起きてるから」
「後五分」
「さいですか」
20分経過
「帰りませんか?」
「後五分」
「さいですか」
20分経過
「帰りませんか?」
「後五」
「いい加減にしな」
「てりゃ」
一瞬の浮遊間の後に来る恐怖
「あぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
お決まりのパターンですね
そんなころ我が家では
「・・・・・・・・・・・・、霞は?」
「・・・・・・・・・、加弥さんは?」
『・・・・・・・・・・・・』
ビショヌレで家に着いた俺を向かえたのは殺気に近い敵意の気配。
なんか居間からズゴゴゴゴと擬音付きで漂ってきてます。
ここは気付かれないよう忍び足で洗面所で着替を・・・・・・
「たっだいまー」
ビュハッて音がする位の速さで居間から飛び出してきた二人は何かおかしいんですよ
「いつまで待たせれば気が済むの。さっさとご飯にしてよ」
「二人とも何処行ってたの?拐われたのかと思ったんだよ」
なんか声の発音おかしい気が・・・・・・
気のせいだよね?
「結局何してたわけ?」
「デートだよー」
「だから勘違いを呼び込まないで。マジにやめぐぎゅぁぁ」
あ、お日様がのぼったー