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英雄にすることもまた一つの恩返しである  作者: 若村鬼海
第四章 今、扉は開かれる
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第六十九話 《無獣》の真実 其の二

投稿が遅くなってすいません!

 と、タイミングよく国王が口を開いた。

 

「まず、一連の事件についてからだ――」


 そして国王は事件について説明し始める。

 耳をしっかり傾けると、内容は私のほぼ予想通〜り、一件目と二件目は繋がっていた。

 というのも、国の調査でフカーヨス領の騎士団とえ〜……あれが癒着ゆちゃく関係だったらしく、裏でいろいろやっていたんだことが発覚したとのことだ。つま〜り……それが決定打だ。

 

 だがレイヴンに関しては現在も調査しているが、素性も目的も一切不明だそうだ。

 う〜む。結構私、案外冴えてるのではないか!?


「さて。ここまで話したがルビア少年、言いたいことがあるのではないかね?」


 国王がこちらに視線を向けてくる。他の皆もそれに続き、私に注目が集まる。やめてよ〜。

 え〜〜…………あるけど、なでわ゙かる?あれか、私とティアだけが知らないからか?

 まあ、良いか。


「え〜…………その、一連の事件に《無獣》が関わっいると思うのですが……そもそも《無獣》とは何なのですか?ただただ珍しいとか、個体数が少ないだけのことだとは思えませんが……?」


「……」


「…………」


 私は言葉を選びつつも、胸を張って告げた。

 それを聞いた国王は髭をいじると、父さんの方へ目を向け――問いかける。


「話して構わないかね?」


「――――構いやせん。どうせいつか、話そうと思ってやしたから……」


 父さんは聞いたことのない萎縮した声だった。


「……そうか、わかった」


 国王のその顔はどこか覚悟の決めたように見えた。横を見ると、ウィーラさんとラーミルさんも同じような顔だった。


「では話そう。《無獣》とは何か……」


 国王は一呼吸置き、


「《無獣》は――――元は人間なのだよ」


 落ち着いた声色で言い放った。


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