第六十話 お久しぶりで〜す
その後カクカクシカジカあり、家族会議の結果はライダー兄さんの言った通りとなった。
そしてそのことを手紙に書いて、ウィーラさんへ送り、数日が経過した。
「ん?」
自分の部屋でまったりとしていると、久しぶりに携帯に着信があった。
ウィーラさんと表示されていたので、私はすぐさま電話に出た。
「もしもし〜」
『あ、もしもしルビアさん?お久しぶりです』
「はい。こちらこそ、お久しぶりです」
『突然のご電話、大変申し訳ございません』
「いえい〜え、そんなお気になさらず。ちょうど暇していたところだったので」
『そうですか、良かったです。…………お、お返事の手紙、しっかり読ませていただきました』
「本当ですか、それは良かったです」
『詳細は基本的に手紙に書いておりますので、そちらをご確認ください』
「はい。畏まりました」
『――ただ、一つだけお願いがございまして……』
「お願い、ですか?」
いきなり声が弱まったが、なんであろうか?
『はい。本来ならばこちら側がお迎えに上がるのがスジなのですが、その…………例のこともありますし、申し訳ありませんがご自身達で行っていただけませんか?も、もちろん!運賃などはこちらで持ちますので……』
「はぁ〜、なるほど……」
おそらく、ウィーラさんはフカーヨス邸での事件で信頼を失ったと思っているのだろう。
まぁ、彼女なりの気遣いといったところか。
「畏まりました。それとお気になさらず」
『――ッ!……本当、感謝しかありませんね…………では、国王陛下には私からお伝えさせていただきます』
「はい、お願いします」
『……ではまた』
「はい、また」
そうして通話は終わった。
う〜む。そ〜ういえば、ウィーラさんの声を聞くのはあの時以来か。
少し問題はありそうであったが、元気そうではあったのでなりよりである。
「さ〜てと、また家族会議をしなくては」
私は携帯を机に置き、みんながいるリビングへと向かった。




