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英雄にすることもまた一つの恩返しである  作者: 若村鬼海
第四章 今、扉は開かれる
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第五十九話 私は……

「国王からか……」


「めんどくせぇー」


 その後、買い出しから帰って来た父さん達に手紙の内容を伝え、ただいま緊急家族会議の真っ最中である。


「断るのはなんか違うと思うんだけどねー」


「それはそうだな」


「う〜む」

 

 ティアの言う通り、断るは断るで別の問題に発展する可能性もなくはない。

 それに――くぅ〜難し〜!


「だがよぉ、どうせ行くしかねぇなら、それでいいんじゃねぇか?」


「あのな……」


「い〜や、その………」


 父さんよ、そうなのだが我々が悩んでいるのは貴方のことでなのだよ。


「なんだよ?」


「問題なのは国王がお父さんも王都に呼んでいることなんだよ」


 私と父さんに呆れているライダー兄さんの代わりにティアが説明する。


「どういうことだ?」


「つまり……言いづらいけど、お父さんは魔物でしょ?だから、ルビアの腕輪があったとしても人が多い王都は危険って話」


「なるほど、そういうことか!ハッハッハ!!」


「やれやれ」


「ハハハ……」


 まあ、理解してくれただけでも良いことだ。


「じぁあ、行くで決まりだなッ!!」


 前言撤回します。


「はぁ、だからな……」


「おっかしいなー。うまく説明したつもりだったんだけど」


「これは父さんに問題があるから心配ないぞ」


「どうした!?ただ俺達が気を付ければいい話だろ!?」


「お父さん、そうなんだけどね……」


 今度はゆっくりと丁寧に説明をし始めるティア。

 さ〜て、ティアは父さんの暴走エンジンを止められるかな?


 ――あ〜れ、待てよ?


 そういえばティアって、もともとこの件に乗り気ではなかったか?

 今のティアは私とライダー兄さんの立場に近い立ち位置だが、この前の感じであれば父さんと同じ立場か妥当な筈。

 何か、あったのかな〜?


「――なぁ、ルビア」


「ん?あっ、はい。なんでしょう?」


 思考に浸っていると、私の横に移動していたライダー兄さんが声を潜めて声を掛けてきた。


「アイツは気付いてないが、お前たちは気付いているんだろう。を?」


「――ッ。ええ」


「恐らく、俺達は王都に行くことになる。気をつけろよ……」


「はい……」


 やはりライダー兄さんも気付いていたか。

 そう、ウィーラさんからの手紙の一文にはあることを示唆しているところがある、


「なんでだよ!?」


「だーかーらー!」


 ――のをティアから先程こっそりと知らされた。


 内容としては中々重たいことであったが、やることは変わらない…………そうだ、私は家族孝行を……





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