表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

仮設風向計/詩集その3

一日のはじまり

作者: 浅黄悠

玄関の扉を開けたら

コンペイトウの音色が鳴りやまなくて

レコード裏返した一瞬に

朝ごはんのとってもいい匂いがした


何も考えなくて済むのも

気持ちを一言で表せるのも

きっと今日だけなのでしょう

それほどのお天気だね


朝露は芝生で風を見上げてる 

また旅だつまでゆっくりおやすみ

今日のみんなは後ろ向きな自分と戦えるといいな


宝くじがあたるなんてことは起きないだろう

いつも通り学校に行って帰るだけだろうけれど

君といる時間は楽しいな、って

そんなことがもし軽口みたいに言えたら素敵だね

それぐらい言っても君なら引かずに軽口で返してくれるはず

好意のすれ違いや体裁や責任の考えすぎも良くないから

あえて度の合わないレンズを通してゆっくり瞬いて

ただ、いい気持ちだって笑ってみる

今日はそんな方向性でいいと思うんだ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 1日のはじまりって色々思い浮かべますね。 そんな様子が書かれていて、素敵に感じました。 最後の「今日はそんな方向性でいいと思うんだ」 が好きです。 [一言] 素敵な詩をありがとうございま…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ