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プロローグ2 そして旅立ちへ

 死んでいないということを聞かされて余計に状況が飲み込めないのだろう皆の顔に疑問の色が浮かぶ


(なんとなく読めてきた、この状況がドッキリじゃないのなら巷に蔓延ってる異世界転移とかいうやつだ)


(死んでないなら他の世界で第二の人生パターンじゃないのか。

なら異世界の危機を救いに行く、文明を進歩させる、そっちのパターンか?)


 この後の展開を予想していると男が予想外のことを言い始めた


「正直に申し上げますと、皆さんは現在死にかけている真っ最中です。生きるか死ぬかどちらに転んでもおかしくない状況です」


 疑問がますます深まるなか誰かが質問をし始めた。


「それは私達だけで他の人たちは死んでるってことですか?」


「他のグループの内8割程はそうですが皆さん以外にもまだ死んで無い方はいます」


「じゃあ何故私達は例外扱いなんですか」


 そうだ、この男は自分達に対して例外と言っていたのだ、まだ死んでいないものが他にもいるのに特別扱いする理由があるということだろう


「死んでいない方の中でも3パターン程にわかれてまして、自殺ではない方の中で死んではいないものの悪人であり所謂地獄におちる様なことをしてきた方、特に問題がなく生きてきた方、そして特に問題がなく生きてきた中で我々の提案に乗ってくれそうな方です。皆さんは最後ですね」


「提案?」


「そうです、我々は皆さんの身に起きたことを無かったことをには出来ませんが、生と死の間で揺れ動いている天秤の傾きを変えることぐらいならなんとか出来ます。

しかし誰にでも提案をするわけではありません。

無制限に出来るわけではないのである程度こちらで選別させて頂きました」


「つまり提案を飲めば死ななくて済むと?」


「その通りです。別にその気が無いのならまた選別し直すだけですのでそれでも構いませんよ」


 そうは言われても放っておけばこのまま死ぬかもしれないのだ、実質的には選択肢などない様なものだろう


「話を聞いた後で断ることも可能ですのでとりあえず説明させて頂いてもよろしいでしょうか?」


 本題に入れないことにしびれを切らしたのか男が話を進め始めた。


「おそらく皆さんの中には薄々気づいている方もいるかもしれませんが私共の提案というのは皆さんに別の世界に行って頂くというものです」


 やはり異世界物の様だ。あとは転移が無作為なのか王族等の召喚パターンかだな。


「今回皆さんを選んだのも本やテレビ等で異世界転生、異世界転移などに触れたことがあり、抵抗が少ないと思われるというのも大きな要因です。

何の知識も無い方に一から説明するのはとても大変ですし、最悪信じられずに暴れ出す方もおられるので」


 ようは同じような趣味をもってる奴が集められたということか。

 まぁクラス転移だと主人公達以外のグループが騒いだり、チートスキルで調子に乗るまでがテンプレだが実際一緒にいくなら面倒なだけだしな


「簡単に言ってしまうと皆さんには別の世界で様々な面において世界を発展させて頂きたいのです。そして一定の貢献度を貯めて頂くことで元の世界に戻ることが出来るようになります。」


「貢献度?」


「皆さんが一定の条件をクリアするごとに難易度に合わせたポイントが加算されます。

そしてそのポイントを使って様々な特典を得ることができます。使わずにポイントを貯めて頂いても構いませんし、他の条件をクリアをする上で有利になりそうな特典にポイントを使っても構いません。互いに譲渡することもできます。

ちなみに元の世界に戻る際に肉体は今の状態に戻りますので時間は気にしなくても大丈夫です」


「なんかすごい特典があったりはしないんですか?」


「一応皆さんしか使えない初期能力としてステータスの確認、簡易なものではありますがマップ機能がございます。

ステータスは自身のものに関しては各パラメータの値まで確認できますが他人のものに関しては名前とレベル、適正職業を確認することができます。

マップ機能は一度行った場所の簡単な地図が保存されますし、自身の半径200m程度ならマップが表示されます。

あとは検索機能がありお互いの合意があれば互いのいる方向や場所が確認できます。

共にポイントを消費して能力の拡張も可能ですので後ほどご確認ください」


 少しは期待していたのだろう質問した男が若干がっかりした顔をした。


 そのやりとりを見ていた女が別な質問をする。


「一定の条件をクリアすることでポイントがもらえるって言ってたけどその条件ってどんなのがあるんですか?」


 そうだ、まずどんな条件をクリアしないといけないのかわからないと今後の方針を立てにくい、コツコツポイントを貯めるか、有利な特典をつかって一気にクリアを目指すかを考えないといけない


「今ここですべてをお教えすることはできませんが例としまして魔王の討伐をすると全員がクリア出来る程のポイントが加算されます。

また疫病の発生や流行を抑えたり、娯楽や食分化の発展などでもポイントの加算対象となっております。複数人でクリアされた場合貢献度によってポイントが分配されます。

中には条件をクリアする為に特定の条件を満たさないといけないものもあるので最初から全ての条件を確認することはできませんのでご了承ください。

詳しくはステータス画面から見ることができます。あちらの世界に行ってからしばらくは比較的時間があると思いますので各自確認しておいてください」


 仮に一人で魔王を倒せた場合クリアに必要なポイントの5倍手にはいるってことらしい


「?、ポイントが貯まったらクリアなのに過剰にポイントが手にはいるんですか?」


「正確には必要なポイントを消費してここに戻ってくることが出来るので皆さんがポイントを使用しなければあちらの世界に残ったままです。ポイントを貯める量の制限はないので貯め続けて他の方に譲渡しても構いませんし、やり残したことがあればそちらを終わらせてから戻ってきても構いません」


 それぞれ得手不得手があるだろうから協力プレイも可能だがポイントは少なくなる、ソロプレイすると難易度は上がるがポイントを独り占め出来る。この辺はどの条件クリアを狙うか次第というところか


「他に質問がなければそろそろ移動を開始したいのですが辞退される方がいらっしゃれば今のうちにおっしゃってください。この先に進むともう後戻りは出来ませんのでお気をつけてください」


 男の言葉にお互いに顔を見合わせる。仮にここに残ったとしても運が良ければ生き残ることも出来るのかもしれない、だがこのまま死んでいく可能性もある。そもそもこの男の言葉が真実である保証もない。


 ただもしこの男の言うことが本当なら自分の最期を運命に委ねずに自分で変えられるかもしれない。他の4人も同じ気持ちなのか皆覚悟を決めたようだ


「では辞退なさる方はいないようなのでみなさんを移動させます。

皆さん目を閉じて力を抜いて下さい」


 少しずつ意識が薄れていく中微かに男の声が聞こえる


「ステータス画面の中にあちらの世界についての情報がございますのであちらに着いたら確認しておくことをお勧めします。………どうせしばらくはまともに動けないので」


 最後にとても気になることを言っている様な気がするがもう意識が朦朧としていて深く考えることが出来ない。


 そして意識がなくなり俺は異世界に旅立った




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