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時空 まほろ 詩集 言の葉の宝箱たち

全ての命に

揺蕩う海に


あたたかい海に


私は居たの


貴女の心臓の音を聞いて


過ごしていたの


本当に本当に


居心地が良かったの


貴女の命を繋いでもらいながら


あたたかい海に居たの


ある日


「おいで、此処においでよ」


って貴女が声を掛けてくれたから


ぐいーって


背伸びしたの


思いっきり手足を動かしてみたの


そこに、行ってみたいと


思ったの


だから


だから


私は外に出てみたの


声を思いっきりあげて


泣いてみたの


貴女は泣きながら


笑っていたわ


大きな手が抱っこしてくれたわ


貴方は、誰?


低い声も泣き笑いしている


皆が笑顔だった


湯浴みをして


産着を着て


また、貴女の手に抱かれ


私は初めて


微笑んだの……


嗚呼、やっと会えたね


って

お読みくださり、本当にありがとうございます。

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