それは、【青】かった。
「琉球を与えられる世界....?」
その男は妄執に尽きた。それは、琉球という小島嶼の王国において、それは極めて難易度の高い、【世界征服】であった。小島嶼という極めて凶悪にしてそのあまりにも難度の高いそれは、極めて、【創造主】にとって、それは与えられるべくして与えられていた。
仲間邦雄は【ユタ】として与えられていた。〝彼女〟はその力をもつて、それを与えられる。
というのも彼女自身はそれを【転生】をもつて"33"回をもつて、その【回収】を与えられた。
全ての災厄は彼女において、もたらされていた。彼女は33回、【世界】を滅ぼした。
所詮、世界とは、全宇宙たる無限の個数の1つへのそれでしかないからだ。
だが、抑止力は確かに働いていた、聖マリア、創造主として、それを通してそれは与えられていた。
「ありえん。琉球は世界において最も【最小】の国家として、存在しそれでいて――――」
琉球は、最小にして小島嶼にして、その凶悪国家として存在していた。
琉球は平和主義といいながら、世界最悪の凶悪兵器を所持していた。
それは最大の軍艦として中国を、それこそ、世界の総生産の半分を与えられていた時に与えていた。
そして今、琉球は米国という最大覇権国家に与えられていた。
一度は、世界は琉球の"一弾"によって滅ぼされようとしっていた。核兵器。キューバ危機。
「私が――――――?」
一度は世界を滅ぼそうとした。だが、どうだろうか?世界は【無限の一】に過ぎない。
たかだか、【本1冊】によって、世界は滅ぼされていた。
未来と過去の辻褄によって、それは滅ぼされる。【未来情報】
私たち人間は、【創造主】を超えて、そこに存在する。
ゆえに、創造主は存在できる。