24. おでかけしましょ。
2話に挿絵を挿入しました。イラストは目下練習中です。
やっと人間らしいものが描けるになりましたので、イメージ画像を描きました。
可愛い絵を描けるようになりたいものです。
手にした大金を握りしめて、浮かれ気分でレミの家へ向かう。
早く話したい気持ちが溢れそうで……魔力溢れた。
キラキラと光の粒子を撒き散らしながら、スキップしながら
町を駆ける幼女。
後年、町の伝説として妖精譚が誕生したそうな。
そんなことは露知らず、町を駆け抜けてレミの家の扉をノックする。
ちょうどレミが出迎えてくれた……のだけど、
私を見て固まっている。
「ねぇ、マコト。」
「あ、レミ。私ね、ギルドでお金を稼いだの。買い物に行こう!」
「え、うん、それはいいんだけどね、マコト。
すっごくキラキラと光り輝いているんだけど、大丈夫?」
言われてから、自分の体に目を向ける。
はじめて魔法を使ったときに見えたような光の粒が、
まばゆい光を放って、自分の周りに飛び交っている。
「このままじゃ、目立つね。」
おさまれー、おさまれー。
周りに溢れた魔力を体の中に押し込めるようにイメージする。
ついでに深呼吸して浮き足立った気持ちも落ち着ける。
レミが入れてくれたお茶をのんで、一息ついて、
やっと光は納まった。
「それにしてもすごい明るさだったね。あれがマコトの魔法?」
と、繕い物をしていたマーサが声をかける。
「あはは……光が魔法というか、意図せず光ったというか。」
「あれだけ明るかったら、森の中でも大丈夫そうね。」
なるほど、日が暮れたら、あの光を灯り替りに使えるか。
「あの、ところでマーサ。ギルドで稼げたから、レミと
買い物に行きたいんだけど、今日レミを連れて行っても大丈夫かな。」
「ええ、構わないわよ。暗くなるまでには帰ってらっしゃいね。」
「連れて行くって。私の方がマコトよりお姉さんだよ。」
と、ぷーっと頰を膨らませてレミが言う。
そうだった。今の私は小学校低学年くらいの見た目。
側からみれば、レミの方がお姉さんになる。
「そうだった。ごめんごめん。
じゃあ、レミ。私を買い物に連れて行って。
支払いは任せて!」
「マコト、嬉しいけれど、それもダメ。
せっかく稼いだお金でしょ。大切にしないと。
私もお小遣いもらっているから大丈夫だよ。」
「ぬぬぅ……わかった。じゃあ、もし欲しいものがあったら言ってね。」
相手は少女とは言えども女の子。
ここは元男として華麗にエスコートをしたいところだ。
といっても、年齢=彼女いない歴の私に、エスコートの経験などない。
女の子との外出といえば、高校の修学旅行の班行動が最後だっただろうか……。
「はいはい。じゃあ出かけようか。」
レミはそう言って、私の手を引いて町の中へと向かった。
「あの子、はじめてあった時は、なんだか大人みたいな振る舞いだったけど、
今は年相応に無邪気になってきたかしら。」
と、ポツリとマーサは呟いた。




