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新生活は木の上で ー幼女となったニートー  作者: にゃんたこ
一章:パチスロニートは幼女の夢をみるか。
21/37

20.納品完了。

冒険者ギルドに持ち込んで納品する。


「リック。コショウとミントを採取してきたよ。」


「お、ずいぶんと早かったね。」


「うん。たくさん生えている場所を見つけたんだ。」


バッグに詰め込んでいた素材をカウンターに取り出す。

コショウに続いて、圧縮していた大量のミントを並べると、

リックが固まっていた。


「どこに入れていたんだ……。そのバッグ、そんなに入らない……よな。」


「ええと、ちょっとしたコツがありまして……」


リックの目の前で、圧縮しているミントを、元の大きさに戻す。

彼は、言葉を失って、しばらく動かなかった。


「マコト。今のは……?」


「魔法でミントを空間ごと圧縮したんだよ。そうすれば小さくできるから。」


「そんな魔法は聞いたことがないが……。

 ともあれ、状況はわかった。その魔法はあまり人前で見せないほうがいい。」


「空間を操る魔法は珍しい?もしかして空を飛んだりする魔法も?」


「珍しいどころか、聞いたこともないよ。

 身体強化で高く飛び上がることはできるが。

 魔法で自由に空を飛ぶだなんて、夢物語だと言われている。」


魔法といえばなんでもできるイメージだったけれど、

そうでもないのか。

自分ができることと、この世界の常識をすり合わせる必要がありそうだ。


「そうなんだ。さっきの魔法は気をつけて使うようにする。

 えっと、この納品で依頼は達成になるのかな。」


「うん、そうだね。納品した量に応じて褒賞が支払われるから、

 この量だと小銀貨5枚で買い取るよ。」


小銅貨10枚で大銅貨1枚に、大銅貨10枚で小銀貨1枚に、

小銀貨10枚で大銀貨1枚になるらしい。

銀貨と金貨の関係も同じく10枚ごとだそうだ。


「じゃあ、お願いします。」


「了解。ちょっとまってね。」

リックは素材をしまい、小銀貨5枚を用意してくれた。


「こうした採取系の依頼は結構あるから、またよろしく。」


「わかりました。ちょくちょく見に来ます。」

お金を受け取り、ついでに食料や服を買うためのお店の場所を聞いて、

ギルドを後にした。


さて、小銀貨5枚でどれほどのものが買えるのだろうか。



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