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新生活は木の上で ー幼女となったニートー  作者: にゃんたこ
一章:パチスロニートは幼女の夢をみるか。
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15.魔法の力。

フゴフゴッと荒い鼻息を鳴らした瞬間、

こちらに突進してきた。


この距離、この体、避けても間に合わない。

「とまれっ!!」

咄嗟に手を前に出し、壁をイメージをする。


ボインッと、見えない空間にイノシシが弾かれる。

見えないけれど、確かにそこに壁がある感じがわかる。


イノシシは踵を返し、草むらの中へ消えていった。


「助かった・・・」

思わずその場にへたり込む。


目の前にできた壁の触ってみる。

厚さ5cmほどの透明な壁ができていた。

ほのかな弾力があるが、押しても叩いても動かない。

壁がなくなるようにイメージすると、輪郭が溶けて

空気と混ざり合った。


咄嗟に壁を作れたおかげで助かったけど、

森の中は意外と危険かもしれない。


イノシシは怖い。

大人だった俺でも怖いし、この体になってみると

大きさが際立って、より怖い。


改めて、野生動物の圧倒的な存在感を思い出す。

素手では、とてもじゃないか勝てる気はしない。


魔法で止められることはわかった。

見えない壁を作れたことから考えると、

自分を浮かせる魔法というより、空間を操る魔法なのだろうか。


うまいことやれば、見えない檻に閉じ込めたり、

足を固定して動けないようにしたりもできるかもしれない。


とりあえず、腰が抜けてしまったので、歩けない。

このまま浮かんで家まで戻るとしよう。


ちょっと着替える必要もあるしね。

女性は尿意が我慢しにくいと言う話を聞いたことがあるので、

その所為だね。

イノシシの突進にビビってちびったわけではない。


座り込んだまま、ふわふわと浮かんでツリーハウスまで向かう。

空間を蹴りださなくても、後ろから押されるようにイメージすると

前に進めることがわかった。

この方向と力加減を調整することで、上昇・下降・旋回が自由に

できそうだ。


上がったり、下がったり、回ったりしながら、家までたどり着いた。

摘んできた野いちごを机に置いて、一息つく。


「ふぅ・・・。」

このままだと股が落ち着かないので、とりあえずはシャワーを浴びたい。

着ていたワンピースと下着を脱いで、お風呂場に向かう。

胸元は……年齢相応だった。

かすかな膨らみはあるのだが、どうみても谷間はない。


ロリ巨乳というジャンルがあるが、あれは妄想の産物なのだろう。

そんなことを考えながら風呂場の扉を開けた。

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