根暗の過去
どうも、三日月です。
少女たちが喜怒哀楽の表情を見せながら、成長していく物語です。
全年齢対象なので気軽にみなさんが読んでくれることを願います!
3人でここから何としてでも奴らの計画を阻止する。
考えて考えて考え抜け
考えるのをやめるな。
答えが出たら、何もかも否定され壊れたおもちゃがそうなったように、
捨てられる。
それは、今までで一番、
生きた心地がしない。
サァッ…
っと、効果音がつくような寒気がする。
きっとこのままでは奴らが来る。
考えろ
自分に呼びかける。
もちろん答えは帰っては来ないが、一応これも大切なことだ。
だんだん頭が鈍器で殴られているような感覚を覚える。
事の発端は、中1で登校拒否し始めたころから始まる。中学での友達は未だに0、小学校でももちろんできなかった。
もとの性格がこれなもんで、よく仮病を使い人の目が届かない所にいつもいた、理由なんてない。ただ嫌だっただけ、人の目に付くのが怖い、自分を引き裂くような辛い言葉をかけられるから。
そんなの耐えられなかった、むしろ耐えられる人が恐ろしい、想像だけどさ。
両親にはいつも兄弟と比較され面白くなかった。
兄さんは、結構有名な会社に就職5年目、妹は、容姿の良さで12歳の時スカウトされ掛け持ちの雑誌がありながらも、しっかり学校に通い続けている。
「こちとら、金稼いでんだから邪魔しないでよね。いーよねーいっつも年中休みでまあこっちはあんたなんかとは違うの、邪魔しないでね」(笑)って、兄妹に言われた。
でもそれは、これ以上の関与をしない証の嫌味だった。
これ以上何もなく部屋にこもっているだけになるはずだった。
ある日両親は、私以外の家族を連れてどっかに旅行に行った。
私のもとに残ったのはその時の1ヶ月分の食費と、家族みんなの通帳。
ここまで言えばわかるだろう、そう私以外の家族みんなどっかに行ったっきり帰ってこない。
安否の確認をしようにも連絡先は一切知らされていないため確認しようにも確認できない。
ただひとつ、ある飛行機がハイジャックに会い大西洋に墜落したというニュースが流れていたのを覚えている。
その時に乗っていた人たちの、乗客名簿がニュースで報道していた。
名前があった、清々した、同時に生きていく気力がなくなったんだと思う。
嫌いでも家族だから?そんなんじゃない、本当に誰もいなくなったから、いつかこうなって欲しいと願っていたから、自分が怖くなった、自分のくせに生意気だって自分に問いかけてた、もうほんとに誰も答えてはくれなくなったのに。
どっかから、悲しいねって聞こえた。
気がした。
機械音と同時に。
どうも、「ニートに出来て何が悪いっ!」を読んでくれてありがとうございます。
暗くてすいません。
皆さんがここまで読んでくれたってことは、少し期待してもいいですよね?
初小説なのでなかなか至らないところも多々あったことと思います。
ですから、日々精進して行きたいと思います。
それでは、また今度会うときまでお元気で。