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はじまり

 目の前に美少女が般若のごとき形相でなぜか自分を睨んでいた。


「あなた、何者よ。」


 行き成りそう問われ和希かずきは首を傾げ、周りにいる友達の三人は何か期待している表情を浮かべ、一人は和希を恨んでいる美少女を睨んでいた。


「何者って……。」

「隠さないでよ、あなたも…ううん、あんたもあのゲームの知識を持っている転生者でしょ。」

「はい?」

「そうじゃなければ、辻褄があわない。」


 ブツブツと呟く少女に和希は顔を引きつらせる事しか出来なかった。

 和希は確かに彼女の言うように実は前世の記憶を持っている、前世の自分は自分と同じ「かんざき かずき」という名前でしかし、決定的に違うものがあった。

 一つは読み方が同じだけで苗字の漢字も名前の漢字も違う。

 さらに言えば……。


「そうじゃなきゃ「かずき」が女でしかも同い年な訳がないっ!」


 そう、前世の自分は男で、今の自分は女なのだ。

 和希は遠い目をしながら考えを昔に遡る事にした。

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