サマーデイ番外編 本当の真実
本編の中で謎になっている部分がありました。なぜ、コトネの妹が殺されたのかということです。短いですが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
これは、警察に捕まったコトネの父親が警察に話した動機をもとにしたストーリーである。
12月22日、ハルカはクリスマスケーキを買いに行こうと商店街に入った。
お姉ちゃんからもらった2000円と小銭を財布に入れ、ケーキ屋を探していた。
「あった。」
ケーキ屋を見つけ、店に入ろうとするとお父さんのような男の人が店から出てきた。
でも、お父さんは仕事だし違う人かな、と思い声はかけなかった。
それにしてもお父さんとよく似ているなあと思い、ケーキのことを忘れて男の人の後を追いかけた。
少し歩くと、男は「ピースマンション」という建物の中に入っていった。
ますます興味を持ったハルカは、マンションのなかに入った。
男は、506号室の前で止まり、鍵を開け「ただいまー。」と返事をした。
「おかえりなさい。」
中から知らない女の人が出てきた。
「あっ。」
何故だかわからないが、ハルカは声を発してしまった。
「誰かいるの。」と、女が言うと男は後ろを振り向いた。
隠れようとしたが、遅すぎた。
「ハルカ。」
男はハルカに向かって睨むかのような顔をしながら叫んだ。
お父さんなのか、ハルカが戸惑っている時に本来の目的を思いだした。
ひとまず逃げようと思い、急いでケーキ屋に向かって走って行った。
「まずい。」と男は思い、無意識に車の運転席に座った。
そして、思いっきりアクセルを踏み、ハルカを狙った。男は慌てていて、そのときの感情はなかった。周りの人は、ざわついていた。
享年11歳。尊い命が亡くなった。




