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おいさんの異端日記  作者: おいさん
6/11

六:Kリン

 


 これは、大学生時代に独り暮らしを始めて、音楽趣味の友達とつるむようになった時の話。


 時々、私の部屋に皆で集まって寝泊まりしたり、遊んだりしていたある日。


 そのメンバーの母上が、とても体が弱いけれども霊的な力がお強い方だと、教えてもらった。


 私たちは、様々な伝説を持つ母上様に、愛を込めてKリンと呼んでいたが、確か、Kリンに言われて、ストンと府に落ちたんだと思う。



 人は、人になった魂というのは、幾度も輪廻を繰り返し、様々なものを学んでいく。


 人以外から人へ進化?したての魂は子供っぽく我儘、自分だけ救われたいような奴が多いが、


 それが輪廻を繰り返し、人の世を学んで生き、魂を研鑽していく事によって、落ち着きのある深い魂へと成長していく。


 この世は、勉強の場、修行の場なのだ。


 しかし、前世などで、余りにも、魂すら千切れ飛ぶ程の怪我を負った場合。

 次の世では、その部分の霊的カバーが出来ずに、その場所に怪我を負いやすくなったりする。


 そして、その時の強烈で熾烈な経験を、夢という形で思い出す事もあるのだ。



 ここまでが大前提として、Kリンから聴かされた前世の話。



 本当に、何がきっかけでそうなったのか・・・その頃の私は、無気力で堕落したダメ人間だった。

 そして、片頭痛がすさまじく酷く、3日くらい寝た切りになることもあった。


 そんなある日、前々から約束していたから、いつものメンバーが私の部屋に集まり、翌日のイベントへ向けて前泊、という状態の時。


 Kリンとメールしていた友人から、私にちょっと悪い奴がくっついてるから、祓うね、という旨のメールが届いた。


 そこで、有難い事に変な男の霊・・・変態か?その霊を祓って頂けた。

 本当に、そのお陰で元気を取り戻し、片頭痛も治まったので、感謝してもしきれない、御恩が出来た。


 そのあとのやり取りで、何故、あーいうのが近づいたりくっつくのか教えて頂けたのだが。


 それは、私の前世でのこと。


 戦争で、敵からの砲弾により、左半身を吹っ飛ばされたそうだ。

 その衝撃は凄まじく、霊体すらその部分千切れ飛んだとの事。


 そのため、その部分、主に左足は昔から大怪我を重ねてきていたのだ。


 そこで、私は幼い頃に観ていた、夢を思い出す。



 戦争していて、仲間を逃がして、守る為に相手を一人で迎え撃ったが、突然の衝撃で吹き飛ばされた。

 最期に思ったのは、すげぇ痛い?熱いけれど人を守れて良かった、という事だけ。



 まるで、パズルのピースがはまるかのような、府に落ちる、という事を実感した。


 従姉妹の姉からも、いつも、足元に気を付けて、と言われていたが、そーいう事だったのか、と。


 そして、輪廻のスパンがとにかく早く、前の傷が癒えない内に次の世に生まれてきていた為に、今回は左足の怪我が凄まじいんだと言われた。


 だからこそ、余計に霊感もあるはずだから、変なのが憑いて来やすいのだと。


 対処法としては、コンスタントに、行けるならなるべく高回転で神社に参拝して、そこの神様に祓ってもらった方が良い。


 神様は高貴な方が多い(だから気難しく、真面目に行かないとバチを食らう)けれども、私ならば行ったら祓ってくれるだろう、とも言っていた。


 私自身、産まれ育った環境から、神様にはほんとにお世話になってきていたので、全ての詣でた神社の方々とのリンクは大切にしている方ではあるが、やはり、確りと行ける時には参拝していこうと、改めて思い直した出来事だった。


 なお、霊を祓うのは神様、霊を天へ上げたり鎮めるのは佛様たちと言うのは、言わずもがなだろう。


 もし、これを目にした方がいて、同じような原因不明な出来事に悩まされているのなら、神社にて真剣に祓って貰うのもおすすめだ。

 その際、本気の心からの感謝と、きちんと御礼(対価)をお渡しするのが鉄則だ。


 人間だって、見ず知らずの方から危ない仕事を頼まれた時に、快くその仕事をやってもらうには、どうすべきか。

 やってもらった後に、何をすべきか。

 きちんと考えて行動するだろう?

 それがとても目上の方で、敬意を払って行動しなくてはならない時、どう動くのか。


 きっと、それと同じ。


 だからこそ、神棚がある家の方で、神棚に毎日触れている方は、自然と毎日礼儀正しく過ごせているんだと思う。


 話が逸れたが、このような話が昔からあるので、私はいつか、Kリンから頂いた御恩を返したいなあ、と思っている次第なのである。






ここ10年ほど、昔の仲間には会えていないのがお悩みではあるが、


いつか、御恩のある方には、御恩返しがしたいと心から思っているのです。


みんな、健康で平穏で幸せに生きていて欲しいなあ。



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