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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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神気のことは女神に

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 数時間、この神気闘法というものと向き合って、いくつかわかったことがある。


 まず一つ、この神気闘法というのは、攻撃をする度に大きく神気を消耗するということ。軽く放った攻撃でも神気の残量が一気に10%ぐらい減る。ちなみに今俺が出せる全力で攻撃した場合……25%も減ってしまった。


 二つ、神気の自然回復がめちゃくちゃ遅いこと。約1%の神気を回復するのに、10分程度の時間が必要だった。


 そして三つ、神気を全て消費すると魔力切れの苦しさほどではないが、無気力になってしまう。兎に角何もしたくない……そんな感じになるのだ。


 この三つを理解した上で、俺はポツリと呟いた。


「ふぅ……この神気闘法はかなり短期決戦向けだな。しかも攻撃は一発も外せない。難しいな。」


 ナルダ程の相手になれば、攻撃を一発も外さずに当て続けるというのは、かなり難しいことだ。しかも精確さを求めて、攻撃のタイミングを見計らっていては、徐々に神気の残量が減って、どちらにせよ攻撃の回数が減る。


「神気の残量をもっと増やせれば……攻撃の回数も増やせるけど、その方法がわからないんだよなぁ。」


 頭を悩ませていると、この神気というものに最も詳しいであろう人物が、ポンと頭に思い浮かんできた。


「やっぱりイリスに助言を求めるしかないな。」


 餅は餅屋に、神気のことは女神に聞くのが一番手っ取り早いだろう。


 そういうわけで、早速出てきてもらおうかな。


 俺はイリスのことを思い浮かべて、マジックバッグの中に手を突っ込んだ。すると、どうやらお菓子をつまみ食いしている最中だったらしく、どら焼きを頬張りながらイリスが姿を現した。


「あ……こ、これはその……なんといいますか。」


「あぁ、別に言い訳はいらないぞ。特に問い詰める気もないから。」


「ほっ……それは安心しました。」


 急いで彼女はどら焼きを口の中に放り込むと、俺の要件について聞いてきた。


「それで、私に聞きたいこととはなんでしょう?」


「神気のことについて聞きたいんだ。」


「なるほど、デミゴッドになったヒイラギさんなら、知りたくなるであろうと思っていました。……それで神気の何について聞きたいのでしょうか?」


「神気の最大量を増やす方法を教えてほしいんだ。」


 そう問いかけると、イリスは少し難しそうな表情を浮かべてしまう。


 何か聞いてはいけないことを聞いてしまったかな……と不安になっていたところ、次にイリスから出た答えを聞いて、俺は彼女が難しい表情を浮かべていた理由を知ることになる。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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