表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

992/1270

神気闘法の力

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 ナルダの襲撃のあった翌日から、妨害魔法を対策するために、リリンとレイの二人はカリンの屋敷へと朝早くから向かった。


 カリンが妨害魔法の対策に専念するため、マドゥを今日からこちらの屋敷でお世話することになった。


「あ、あの……よろしくお願いします。」


「そんなに気を使わなくて大丈夫だぞマドゥ。普段通り、シア達と楽しく遊んでればいいから。」


 ポンポンとマドゥの頭を撫でていると、シアとメリッサの二人がこちらへと駆けてきた。


「あ!!マドゥくんいらっしゃい!!」


「おはよ…。」


「お、おはようシアちゃん、メリッサちゃん。」


「今日はシアのお部屋で遊ぼ!!こっちだよ!!」


 そしてマドゥはシア達に連れられて、屋敷の二階へと上がっていった。


「さて、俺も次の襲来に向けて準備するか。」


 俺は普段エルフ達が弓や剣などの腕を磨く為の修練場へと足を運ぶ。すると、そこではエルフの国を守るため、エルフの兵士たちが今日も自分たちの腕を磨いていた。


「あ、お菓子の社長さんだ〜。」


「すまないが、ちょっとここの一角を借りてもいいかな?俺も自分を鍛えたくてさ。」


「いいよいいよ〜、私達だけじゃこの広い修練場を使い切れないし、使って使って〜。……あ!!でも弓の直線上に入っちゃ駄目だよ?」


「気をつけるよ。それとこれはみんなで食べてくれ。」


 エルフの兵士たちに、俺はお菓子の差し入れを手渡した。すると、そこら中で鍛錬していたエルフたちが一斉に集まってくる。


「私これ〜!!」


「ちょっと、みんなで分け合うから押さないでよ!!」


 わ~わ〜とちょっとした騒ぎが起こってしまったが、喜んでくれているようで何よりだった。


 そして俺は一人、修練場の端っこの方で神気闘法の修練を始める。


「まずはこれを使うところからだな。」


 神気闘法と頭の中で強く念じると、俺の体を温かい光が包みこんだ。


「んでステータスオープンっと。」


 ステータスで神気残量を覗いてみると、やはり少しずつ減っているようだ。


「これで攻撃したら……どうなるんだろうな。」


 試しに軽く正拳突きを正面に放ってみると……軽く放ったとは思えない轟音が鳴り響き、辺りを揺らした。


 これにはお菓子で幸せな気分を味わっていたエルフたちも、目をひん剥いて驚いていた。


「い、威力も凄まじいようだな……。扱いには要注意って感じだ。」


 少なくとも生身の人間に使うような代物ではない。使うとしたら……ナルダやエンリコのような死の女神の幹部の奴らだろう。


 神気闘法の凄まじい威力を確かめたあと、俺は一度エルフの兵士たちに謝罪をしてから、今一度鍛錬に励むのだった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ