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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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ナルダ対策会議

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 その後、避難していたエルフ達も国に戻ってきて、落ち着きを取り戻したところで、俺はカリンとフィースタに呼び出された。


「さて、社長も集まったところで、次のナルダ襲来に備えるべく対策会議を行うぞ。」


 今回の会議を取り仕切るのはカリン。参加しているのは、俺とリリン、ドーナ達の中からレイが参加し、そこにカリンとフィースタが司会と進行役で参加している。


「次の作戦としては……やはり要になるのは社長になってしまう。此度と同様に重荷を背負わせてしまうやもしれんが、やってくれるか?」


「もちろんです。」


「感謝する。ちなみに、一つ聞いておきたいのだが、今回ナルダと戦って何か勝ち筋のようなものは見えたか?」


「一つだけ……勝てるかもしれない可能性は見い出せました。」


「そうか、それならば今回の作戦でナルダを倒すことは、もしかすると可能かもしれんな。」


 カリンは一つ頷くと、今回の作戦を打ち出した。


「まず、作戦の前提として、ナルダの魔法の妨害を防がねばならない。」


「ふむ……カリンよ、そんな簡単に言っているが、可能なのか?ワシですら妨害魔法を打ち消すことはなかなか難しいぞ?」


「それに関しては、レイよそなたにも協力して貰う。」


「ワシがか?」


「あぁ、そしてリリンにも協力して貰うぞ。」


「ま、そんなことだろうとは思ってたわ。私は全然構わないわよ。」


 リリンが快諾すると、少し迷っている様子のレイがこちらにチラリと視線を向けてくる。


「レイも頼めるか?」


「うむ!!主の命とあれば、喜んで身を粉にして協力しよう。」


「ありがとう。」


 そしてレイの協力も得られたところで、カリンがまた作戦の概要を話し始めた。


「今回の作戦としては、此方らがナルダの妨害魔法をなんとしてでも突破する必要がある。その上で、社長を手伝うのだ。」


「簡単に言うわね、さっきはヒイラギがナルダの魔力制御を乱したから、なんとか私たちも魔法を使えるようになったけど……。」


「それをなんとかするのだ。せねばならんのだ!!」


 そうカリンは熱く語る。


「下手をすれば奴は、さらに強力な妨害魔法を使ってくるやも知れん。それにも対応できるように、強いものを……。此方からが力を合わせれば必ず成し遂げられるはずだ。」


 そしてその日から、カリン達はナルダの妨害魔法に対抗するため、新たな魔法の開発が始まったのだった。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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