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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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神気闘法

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 着替えをして、改めて師匠の幽閉されている部屋へと戻った俺は、開口一番師匠に謝った。


「師匠、お見苦しいものを見せてすみません。」


「別に構わないさ。お前の裸なんて見慣れているからな!!」


 愉快そうに師匠は笑った。


「それは子供の時だけでしょ。」


「まぁな。だからあの時と比べると……うん、大分立派になったものだ。」


 師匠が頷く度に、幼い頃の思い出がフラッシュバックして来て、どんどん恥ずかしさが底から沸き上がってくる。


「にしても、ナルダを退けるとは……随分腕を上げたな柊。」


「たまたま、死の淵で新しい技ができて。そのおかげでなんとか。」


「ほぅ!!その技とはなんだ?」


「そ、それが自分でもいまいち分かって無くて。」


「なるほど……自分でもわからない何かを開花させ、ナルダを退けた……と。」


「はい。」


 ただ一つわかるのは、神気を解放するか?と問いかけられた声に頷いたこと。


 その直後ボロボロの体が治って、ナルダに一撃を与えれた。思い返していると、頭の中に声が響いた。


《新たなスキルを獲得しました。》


「おっ、なんだなんだ?」


「どうした柊?」


「なんか、今頃になって新しいスキルを獲得したって報せがあって。」


 試しにステータスオープンと唱えて、自分のステータスを確認してみると、そこには今までなかったものが二つ存在していた。


「ん?なんだコレ……()()()()?」


 職業の下に一つ項目が追加されていて、そこに神気残量100%と書いてあった。


「これは後でイリスに聞かないとわからないな。これはひとまず保留にしておいて……残りはこれだ。」


 もう一つはスキルのところに追加してあった、()()()()というもの。


「これは何なんだろう?」


 闘法と書いてあるから、恐らく戦闘に関するものだとは思うんだけど……。


「試しに……。」


 神気闘法と頭の中で強く思ってみると、俺の体を温かい光が包みこんだ。


「な、なんだ?柊の体が光に覆われているぞ?」


「これが新しいスキルみたいです。」


 この状態のまま、ステータスオープンでステータスを確認してみると、神気残量という所のパーセンテージが徐々に減っている。


「なるほど、神気残量ってそういうことだったのか。」


 新しく追加されたものが何なのかを理解したところで、俺は神気闘法を解いた。


 多分ナルダに一撃を与えたときも、無意識にこれを使っていたんだろう。奴が次襲撃に来る前にこれの扱いを覚えておかないとな。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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