リリン達の修行の成果
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師匠との衝撃的な再会のあと屋敷へと帰ると、何やらリビングでリリンとフレイが、ドーナとランに何かを見せていた。
「見なさい、これで私たちの胸が無いとは言わせないわ。」
「これを習得するのに、本当に時間がかかったよ。」
「ほぇ〜、こんな魔法もあったのねぇ。」
「すごいじゃないかい。こんなに変わるとはねぇ。」
気になったのでその会話に混ざろうと近づいてみると……。
「「あ!!」」
俺に気づいたリリンとフレイが同時にこちらを向いた。その瞬間、俺は彼女達の異変に気がつく。
「ふ、二人とも何なんだその胸は!?」
「ふふん!!刮目しなさい進化した私達の姿を!!」
リリンとフレイの二人が胸を張ると、大きく揺れながら、いびつとも言えるほどの巨乳が姿を現した。
「か、刮目しろって言われても……。何でそんなことになってるんだ!?」
「これこそがボク達がずっと練習してた魔法だよ!!」
「ま、まさか本当に胸を大きくする魔法なんてものが存在していたのか。」
こんな物が実在していたなんて……本当にこの世界は凄いな。
「で、でもこれ魔力の消費が激しくて……。」
そうポツリとリリンが呟いた瞬間、ポン!!と二人の身体から煙が吹き出し、二人は元の姿へと戻っていた。
「こんな感じで長持ちはしないのよね。」
「一回使うだけでほとんど魔力がすっからかんだよ〜。」
「それ意味あるのか?」
「あるわよ!!」
そう叫びながら、リリンはドーナの胸を指差した。
「今のはドーナの胸よりも大きくするために、凄く胸を大きくしたけど、ちょっと大きくするぐらいなら、一日中使えるんだから!!」
「そ、そうなのか。」
もとに戻った二人の姿を見て、改めて思うけど……やっぱり二人はこの姿のほうが似合っていると思う。さっきのは、あんまりにも不釣り合いというか、異常だったからな。
「でもさ、それってどういう時に使うんだ?加減すれば一日中使えるって言ってたけど、それでも魔力はめちゃくちゃ使うんだろ?」
「これは自分に自信を持ちたい時に使うのよ。特にこんな風に牛乳がすぐ近くにいるときにね。」
じろりと恨めしそうに、リリンとフレイはドーナや、ランの胸に視線を向ける。
「ま、まぁ兎に角ほどほどにな?魔力がないと、いざって時に不便だろ?」
「そうね、気を付けておくわ。」
まさか、リリンとフレイの二人が練習していた魔法が、胸を大きくする魔法だったとは……。
まぁでも、これで二人の願いは一応叶ったようなものだから、いいのかな。
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