表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

957/1270

魔物化解除ワクチン

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 神華樹の果実を用いれば、魔物化した人々を元に戻せることが判明すると、エルフの研究者達が早急に神華樹の果実を原料に用いたワクチンの開発に取り組み始めた。


 彼女達の研究意欲と技術は凄まじく、僅か三日で試作品第一号となる魔物化解除ワクチンを形にしてみせた。


 今日俺は、その試作品第一号を用いた実験に招かれたため、獣人族の国を訪れていた。


「わわ……し、シアちゃんみたいな人がいっぱい。本当に獣人さんの国なんだ。」


 キョロキョロとカリンとユリの二人と手を繋ぎながら周りを見渡しているのは、つい先日魔物化から解放されたマドゥだ。


「母上、今日はマドゥを連れてこなくても良かったのではないか?流石に子供には刺激の強すぎるものだと思うぞ。」


「そんな事、言われなくても分かっている。だからこそ、社長とフィースタも呼んだのだ。此方は、マドゥとこの国を観光する故、ユリとフィースタ……そして社長は、アレを見学してくるのだ。」


「かしこまりましたカリン様。」


「良いか、ユリ……。くれぐれも粗相をするなよ?」


「むっ!!は、母上っアタシはもう大人だぞ!?子供扱いは止めてくれ。」


「此方からすれば、マドゥもユリも子供には変わらん。そういうことは、この母と歳が並んでから言うのだな。」


「ぐぐぐ……到底無理なことを。」


 ユリが悔しがっている姿を、クツクツと笑いながら眺めるカリン。


「では、マドゥよ。まずは……そうだなボリングとやらに行ってみるか!!」


 やや興奮気味で、カリンはマドゥの手を引いて歩き出す。彼女に引っ張られながら、マドゥは必死にユリへと手を振った。


「ゆ、ユリお姉ちゃん行ってきます!!」


「おぉ、楽しんでこいよマドゥ〜。」


 すっかりマドゥの姉というのが板についたユリは、そう声をかけながら二人を見送った。


「さ、それでは私達は見学に参りましょう。」


「あぁそうだな。」


 フィースタとユリの二人と一緒に、魔物生態調査施設へと足を運ぶと、そこにはすでに各国の重役……そしてエートリヒやシンといった国王までがズラリと揃っていた。


「む!!来たか、ヒイラギ……そしてエルフの方々も良く来てくれた。」


 シン達と軽く挨拶を交わすと、俺達が見下ろしている実験室に一人の男が厳重に拘束された状態で運ばれてきた。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ