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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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レイと共に帰ってくると……

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 日が暮れて辺りが暗くなってきたところで、レイがポツリと言った。


「今日はありがとうな主。ワシに付き合ってくれて。」


「俺も楽しかったよ。こういう珍しい景色も見れたし、いい思い出になった。」


「そう言ってくれるのなら、ワシも助かるのじゃ。」


 嬉しそうにレイは笑った。


「さて、そろそろ帰るかの主。あんまり遅いとドーナやランに詰められそうじゃ。」


「そうだな。夕ご飯も作らないといけないし。」


 そしてレイがパチンと指を鳴らすと、俺たちの足元に魔法陣が展開され、光を発し始めた。





 レイとともにエルフの国の屋敷へと帰ってくると、ちょうどシア達もマドゥと遊んで帰ってきたようだ。


「あ!!お兄さんただいま!!」


「ぱぱ…ただいま!」


「二人ともおかえり。楽しく遊んできたか?」


「「うん!!」」


 今日も楽しく遊んできたらしい二人の頭を撫でていると、シアが不思議そうな顔で俺とレイのことを眺めていた。


「お兄さん達は二人で、何してきたの?」


「むっふっふ〜、その質問にはワシが答えてしんぜよう。ズバリ、ワシと主は今の今まで二人で()()()をしてきたの……じゃっ!?」


 話している途中で、レイの頭を誰かが鷲掴みにした。


「へぇ~?随分面白そうな話をしてるじゃない。ねぇ?」


「是非とも詳しく聞かせてほしいねぇ。」


「な、お主らいったいどこから現れたのじゃ!!」


 いつの間にか、ランとドーナの二人がレイの背後に立っていたのだ。


「ワタシ達はヒイラギが帰ってきたから、お迎えに来ただけよ?そうしたら、な〜んかレイが妙なことを言ってるじゃない。」


「急にヒイラギのところに行くって、魔法で飛んでいったと思ったら……まさか抜け駆けしてデートしてたとはねぇ。」


「これからは目を離しちゃいけないわね。」


「ぬぐぐぐ、離すのじゃ!!ワシにくっついてよいのは主だけじゃぞ!!」


「はいはい、寝言は寝てから喋りなさいね〜。」


「ぬぉぉぉぉっ!!主ぃ、助けてくれぇっ!!」


「すまん、それは助けられないや。」


 鬼の形相のランとドーナに、屋敷の中へと引きずられていってしまったレイ。


 あれは長時間拘束されそうだな。



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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