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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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サンダーブレスのカウンター

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 六体のボルトドラゴンが一斉にサンダーブレスを放とうとする。初見ならば避けきるのは困難だが……俺はもうこのブレスの対策は編み出している。


「纏い衣……雷。」


 体にサンダーブレスを纏わせ、本物のボルトドラゴンをロックオンした。


「ふっ!!」


 そしてわざとサンダーブレスに当たる軌道で、一気にボルトドラゴンへと向かって飛んだ。


「馬鹿がよ、くたばりやがれ!!」


 直後、俺へと向かって放たれる何本ものサンダーブレス。それに向かって右手を翳すと、すべてのサンダーブレスが取り込まれるように俺の右腕に集約した。


「ハァ!?」


「悪いが、俺のサンダーブレスはお前が六体集まったところで、押し負けるようなもんじゃない。」


 ボルトドラゴンのサンダーブレスを吸収し、普段よりも威力増し増しになった拳を構えて、ボルトドラゴンの眼前に迫る。

 雷への耐性には自信があるようだが、自分六体分のサンダーブレスに加えて、俺のサンダーブレスが加わったこの一撃は耐えれるかな?


「俺を殺すつもりで来たんだよな?それなら、もちろん自分が返り討ちにされても文句は無いよな。」


「ぐ……クソが。」


 咄嗟に翼で体を覆って、防御態勢をとるボルトドラゴン。だが、そんなものはその場しのぎにすらならない。


「今度は全力だ。喰らってみろ……よッ!!」


 拳を全力で振り抜くと、アッサリとボルトドラゴンの翼を突き破り、その奥にあった顔面に拳がめり込んだ。

 すると、俺の体に纏われていたサンダーブレスが、全てボルトドラゴンへと流れ込んでいく。


「グゥゥゥゥッ……ガアァァァァッ!!」


 なんとか抑え込もうと、力を込めていたボルトドラゴンだが、その努力も虚しく内側から溢れ出したサンダーブレスによって、ボルトドラゴンは焼かれていく。

 ボルトドラゴン本体が重大なダメージを負うと、周りの分身も消えてなくなった。


 そしてしばらくサンダーブレスに焼かれていたボルトドラゴンは、真っ黒焦げになって空から地面に落ちてきた。


「さて、生きてるかな。」


 落ちてきたボルトドラゴンに近づくと、まだピクピクと動いているのが確認できた。


「お、雷に耐性があるからギリギリのところで生きてるな。」


 おまけに超再生のスキルも持っているようで、焦げた皮膚がかなりゆっくりだが、徐々に治ってきているようだった。


「今のうちに獣人族の国の研究機関に運ぶか?その間に体が治らないといいけどな。」


 ボルトドラゴンをどうするか考えていると、俺の真横に魔法陣が現れた。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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