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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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カリンに報告を

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 お風呂場から逃げるように出て、カリンが出てくるのを待っていると、数十分ほど待ってようやく彼女が現れた。


「むはぁ~、やはり風呂は最高だ。社長も一緒に入ればよかったじゃないか。此方が背中を流してやっても良かったのだぞ?」


「そういう冗談はやめてくださいよ。」


「冗談ではないのだがなぁ。」


「まぁ一先ずそれは置いといて、面会の日程が決まりましたよ。」


「誠か、随分早く決まったのだなぁ。」


「たまたま獣人族の国に人間の国王がいたので、同時に話をつけられたんですよ。」


 俺自身、まさかあの時エートリヒが獣人族の国にいるとは思っていなかった。本来なら今日シンに話をつけて、明日にでもエートリヒに話をつけるつもりだったのだが……思わぬ巡り合わせで予定が早まってしまった。


「それはまた運が良かったな。で、日程はいつになった?」


「明後日に決まりましたよ。」


「明後日か……まぁ悪くはない。フィースタも一日ぐらい準備の時間は欲しいだろうからな。」


 そう言ってカリンはソファーに腰掛けると、どこからかマンドラアイスクリームを取り出して食べ始めた。


「んん~♪風呂上がりに食べる冷たい甘味は最高だ。体が喜んでいるようだぞ。」


 体をくねくねとくねらせながら、彼女は風呂上がりの冷たいアイスに舌鼓を打っていた。


「む、そういえば面会には何か土産物を持参した方が良いか?」


「まぁ、あれば印象はよく見えると思いますよ。」


「となれば、やはり持っていくべきは社長の甘味だな。これを持っていけば間違いないだろう。」


「そういうのって、この国の特産品とかのほうがいいんじゃ?」


「何を言うか、これだって立派なこの国の特産品であろう。何せ、この国で採れたものを使っているのだからな。異論は認めぬ。」


 まぁ、カリンがそういうのなら……それでいいのかもしれない。


「そういうわけで、明後日にはどら焼きを……そうだな10個ほど持っていくか。」


「わかりました。準備しておきます。」


「頼んだぞ社長。」


「それじゃあ俺は一度フィースタのところに戻りますね。」


 そして彼女のもとを去ろうとしたとき、不意に彼女に引き留められた。


「あぁ、そうだ社長よ。言い忘れていたのだが……おそらく明日、此方の客人が社長の店を訪れるだろう。」


「客人ですか?」


「あぁ、エルフに変わりはないのだが……少々特殊なエルフでな。まぁ、見ればわかる。」


「はぁ……。」


「ただ扱いには気を付けた方が良い。なかなか好戦的だからな。」


 随分物騒な客人が来るんだな……。忠告通り扱いには細心の注意を払おう。変に喧嘩を吹っ掛けられても嫌だし。それにしても、少々特殊なエルフとはいったいどんなエルフなのだろうか?



この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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