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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第1章

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旅立ちの朝

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 朝食を食べ進めているみんなに、俺はある話題を持ちかけた。


「食べながら聞いて欲しいんだが、次に行く場所をどこにするか決めたいんだ。」


「シアはどこでもいい!!お兄さんに着いていくから!!」


「ワタシもそうね、人間の国はそんなに詳しくないし。」


 シアとランはこちらの動向に合わせてくれるようだ。そんな中、ドーナがおすすめの場所を紹介してくれた。


「それなら1つ隣の()()()()()()()()なんかどうだい?あそこは近くに大きな湖があってねぇ、そこで取れる魚介が有名なんだよ。」


 湖が近くにあるのか……面白い場所だな。それに湖に住んでいる魚介も気になる。まだ見ぬ食材の気配がプンプンするぞ。


「うん、ならそこにしよう。ちなみに馬車でどのくらいかかるんだ?」


「だいたい1日ってとこだねぇ、まぁグレイスが馬車を引っ張るならもう少し早く着くと思うよ?」


 1日か、そんなに距離は無さそうだな。


「よし、それじゃあ次はそのシュベールに行こう。」


「おさかな楽しみ~♪」


「美味しい食べ物があるなら、それを更にヒイラギが美味しくしてくれるものね。賛成よ。」


「自分も大丈夫っす!!」


「そうか、それなら朝ごはんを食べ終わったら早速出発しようか。」


 次に向かう場所を定め、朝ごはんを食べ進めるのだった。


 シュベール……魚介の他にも何かあるのだろうか? まだまだこの世界には見たことのない食材がたくさんあるはずだ。今から楽しみで仕方がないな。







神々side


「ふふっ、どうやら次に行く場所が決まったようですね。」


 女神イリスは紅茶を嗜みながら下界を見ていた。自分がこの世界に転生させた彼を見るのが、最近の彼女の楽しみだった。


「それにしても、神華樹の種がまだ下界にありましたか。ヒイラギさんが育てる神華樹はどんな花が咲くんでしょうね。」


 神華樹は、その育てる人によって咲く花が変わる特殊な花である。


「神華樹が育ったらそこを神木にしてもいいかもしれません。」


 イリスはヒイラギが作る料理に強い興味があった。あそこまで食べている人を笑顔にする料理は、いったいどんな味がするのか。


「早く神華樹を育てて下さいね。」


 神華樹が育てば、いつでもそこに降臨できる。そして、降臨できれば彼の作るあの料理を食べることができる。


「ふふっ♪楽しみですね~。」


 イリスが笑みを浮かべているとそこへ、一人ある人物が現れた。


「珍しいわね。そんなに楽しそうにしてるイリス初めて見たかも。」


「あら、メルちゃん来てたんですね?」


「来てたもなにも、イリスが呼んだんじゃない。」


「そうでしたね、つい楽しくて忘れちゃってました。」


「まぁ、いいわ。それで話ってなに?」


「えぇ、どうやら今度貴女のところにヒイラギさんが行くらしいので、その報告です。」


「あの例の転生者?へぇ~、楽しみにしとくわ。」


「ふふっ♪よろしくお願いしますね?」


 今日は水の女神メルを茶会に迎え、話が弾むイリスであった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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