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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第1章

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実食!!エルダーシュリンプ

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


 テーブルに料理を運びあとは食べるのみとなったのだが……ここで俺は1つの問題に気付いた。


「グレイスにはどうやって食べさせようか…。」


 そうグレイスはワイバーンである。人化できるランとは違い、手でレンゲなりなんなりを持って食べることができない。


「ん~……あぁ、思い付いたちょっと待っててくれ。」


 平たい皿にご飯を山に盛り、上からエビチリをかけた。俗に言うエビチリ丼である。これならばグレイスでも食べられるだろう。


「これなら食べられるかな?」


「か、感謝するっす!!これなら食べられるっす~。」


「よし、それじゃあ食べようか。」


「「「「いただきま~す!!」」」」


「い、いただきます?」


「あぁ、これがご飯を食べる前の挨拶だ。覚えてくれ。」


「わかったっす!!いただきます!!」


 そしてグレイスはエビチリ丼にかぶりついた。味わうように咀嚼した後、グレイスはきらきらと目を輝かせる。


「お、美味しいっす~!!こんなの食べたことないっすよ~。」


「当たり前じゃない、ヒイラギの料理なのよ?美味しくないわけないの。ワタシも食べよ~っと、あ~むっ……ん~っ!!やっぱり美味しい♪このエルダーシュリンプがとっても甘くてプリプリね!!」


「うんうん、それにこのソースがよく合うねぇ~。それとこのピリッとした感じ……ご飯がとまらないよ!!」


「はふっはふっおいしい!!でも舌がピリピリ~っ。」


 辛い物を初めて食べるらしいシアは、舌に残るピリッとした味わいに首をかしげていた。


「シアには少し辛かったかな?オレンジジュース飲めば少しよくなるぞ?」


「ううん、だいじょうぶ!!このピリピリとご飯がおいしいの!!」


 シアはエビチリを食べてはご飯を食べてを繰り返している。時折、オレンジジュースも挟みながら食べてくれていた。


「それじゃあ俺も食べようかな。」


 レンゲでエビチリを掬い口へと運ぶ。エルダーシュリンプの身はぷりぷりで、甘い。


 うん!!このエビ……ホントに美味しいな。大きかったから味も大味かと思ったが、そんなこともない。甘辛いチリソースも良く絡んで……ご飯が止まらない。


「はぁ……うまいなぁ。」


 エルダーシュリンプのおいしさに舌鼓を打っていると、横からちょんちょんと腕をつつかれた。


「ん?シアどうした?」


「お兄さん、おかわりしてもいい?」


「あぁ、いいぞ。まだ余ってるからな、ほら器貸して。」


「あっ!!ワタシもおかわり~。」


「アタイも!!」


「じ、自分ももう少したべたいっす~。」


 グレイス……お前のその小さい体のどこにそんなに飯が入るんだ?ランと同じで胃袋はそのまんまって感じなのか?


 そしてみんなでエルダーシュリンプを味わい尽くし、今日という一日を終えるのだった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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