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転生料理人の異世界探求記(旧)  作者: しゃむしぇる
第5章

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秘境ヴェール

ブックマークやいいね等とても励みになりますのでよろしくお願いいたします。


次回更新は22時です。


 ヴェールを探し続けて樹海の上を飛び回ること、小一時間ほどでやっとそれらしい場所を見つけた。


 その近辺に降り立って、近づいてみると……。


「ここで間違いないな。森と一体化した街……ヴェール。」


 目の前に広がっているのは、言葉の通り広大な森と一体化した街。巨木を住居代わりにしていたり、ツリーハウスがあったりと、本当に不思議な場所だ。


「噂には聞いてたけど……本当に森と一つになってるねぇ。」


「ドーナは来たことなかったのか?」


「ずっと来たかったんだけど、なかなか機会に恵まれなくてねぇ。」


「なら、今日は存分に楽しまないとな。」


「もちろんさ!!」


 ドーナとそう話していると、待ちきれなかったのか、リリンとフレイが我先にと駆け出した。


「私達は、例の果実を探してくるわ!!」


「先に行ってるね!!」


「あ、迷子にならないように気をつけるんだぞ〜。」


 駆け出していった二人の後に、しっかりとライラが着いていったから問題はないと思うが……。


「お兄さん!!早く行こ?」


「いろんなところ…みたい!」


「あぁ、行ってみよう。」


 そしてヴェールの街中へと足を踏み入れてみると、至るところで野菜や果物を販売していた。


「おぉ〜、流石は森と一体化した街だな。野菜とか果物の品揃えが市場並みだ。」


 折角こんなに色んな物があるんだ、みんなにも買い物を楽しんでもらおうか。


「みんな、ちょっと集まってくれるか?」


 そう声をかけると、みんな俺の周りに集まってくれた。


「これ、みんなにお小遣いな。」


「いいの!?」


「おかね…いっぱい!」


 色んな物を買えるように少し多めに、みんなにお小遣いを配る。


「こんなに貰っちゃっていいの?」


「あぁ、構わない。自分の好きなものを買ったら良い。」


「わーい!!メリッサちゃん、行こ行こ!!」


「うん…いっぱい…かう!」


 シアとメリッサの二人は早速駆けていった。


「あっ!!アタイ、シア達と一緒に行ってくるよ!!」


「ワタシも一緒に行ってくるわ。」


 駆け出していったシア達を二人が追いかけていく。シア達のことは二人に任せれば問題ないな。


「イリス達はどうする?」


 シア達に置いていかれてしまったグレイスと、残っていたレイとイリスにそう問いかけると……。


「私はヒイラギさんと一緒に回ります♪」


「自分もお金の使い方わかんないっすから、ヒイラギさんと一緒に行くっす!!」


「右に同じくじゃ〜。」


「そっか、それじゃあ一緒に見て回ろうか。」


 そして俺はイリス達とともに、ヴェールの街中を見て回るのだった。


この作品に対する感想、意見などなどお待ちしています。こうしたほうがいいんじゃない?とかそういったものは大歓迎です。単に面白くないとかそういった感想は豆腐メンタルの作者が壊れてしまいますので胸の内にとどめていただければ幸いです。

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